
10月8日、スターマー英首相(写真)は、中国のためにスパイ活動を行ったとして起訴されていた男性2人の訴追を取り下げた決定について、政治的な動機でなく法的な制約に基づいた判断だと述べ、中国に宥和的な姿勢を取ろうとしたとの批判を否定した。写真は2日、ロンドンのダウニング街10番地(首相官邸)でスピーチする同首相。代表撮影(2025年 ロイター)
[ロンドン 8日 ロイター] – スターマー英首相は8日、中国のためにスパイ活動を行ったとして起訴されていた男性2人の訴追を取り下げた決定について、政治的な動機でなく法的な制約に基づいた判断だと述べ、中国に宥和的な姿勢を取ろうとしたとの批判を否定した。
起訴されていたのはシンクタンクの「チャイナ・リサーチ・グループ」の元ディレクターと、英議員付きの元リサーチャー。2人は中国の情報機関員に政治的に機微な情報を渡したとされ、いずれも容疑を否認していた。
2人は1911年制定の国家機密法で罪に問われ起訴されていた。この法律は「敵」に有用となる可能性がある文書を伝達することを犯罪としている。英検察当局は先月、裁判開始の数週間前という予想外のタイミングで起訴を取り下げた。
スターマー氏は2人が起訴されなかったことに政府も失望していると強調し、責任があるとすれば保守党の前政権による対中政策にあると語った。「当時の政権下の状況に基づいて裁判をする必要があった」と述べた。
在英中国大使館は声明で「英国の一部の人々に対し、このような自作自演の反中政治劇をやめるよう強く求める」と述べた。
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