長崎くんちの踊町の見どころを紹介するシリーズは『新大工町』です。
奉納するのは「詩舞・曳壇尻」。
根曳は全員、今年初めて挑戦する新人です。町とともに新たな伝統を作り上げます。
【NIB news every. 2025年9月9日O.Aより】
◆町にとって異例の事態 根曳は全員 “未経験” 
新大工町の奉納は、詩舞と曳壇尻。
「詩舞」は、詩吟に合わせ、袴姿の町の女性が扇を手に、凛と美しく舞います。
(乃美 優菜さん)
「お諏訪さんが一番大事と思って踊っている」

諏訪の杜で、囃子に合わせ山車を豪快に引き回すのが「曳壇尻」。
(根曳頭 松元 繁篤さん)
「1人欠けても2人欠けても、みんな1人でも回すという気持ち」
(白采添根曳 児島 正吾さん)
「ここから新しい歴史を紡いでいかなければいけない」
根曳全員 “未経験” という異例の事態の中、新たに作り出す伝統です。
◆幼い頃からくんち好き 舞人の中心となり凛と舞う
8月の諏訪神社での場所踏み。
(掛け声)
「合同練習、頑張るぞ!お~っ」
歌の中に富士山や鶴、亀などが登場する「祝賀の歌」や、新大工町とゆかりのある春日大社から見える月を金色の扇子で表現する「天の原」。
この和歌に節をつけ、踊りを披露するのが演し物の一つ「詩舞」です。
踊り手の「舞人」は、10人のうち8人が初出演。

最初の歌で先頭の重要なポジションを務めるのは、23歳の乃美 優菜さんです。
前回、最年少として出演した 数少ない経験者のひとり。
2015年当時は、地元の桜馬場中学校に通う2年生でした。

(乃美 優菜さん ※当時中学2年生)
「小さい頃からくんちが好きだった。ずっと新大工町が踊り町になるのを待っていて、参加しようと思いました」
日本舞踊の経験はなく、始めたての10年前は演技に欠かせない扇子も…。
(乃美 優菜さん ※当時中学2年生)
「かたくて開きもしない。半分も開かない」
