各地に伝わる民俗芸能は担い手の高齢化や後継者不足などで、存続が危ぶまれているケースが少なくありません。
【写真を見る】コロナ禍で46件休止 県内の民俗芸能 約半数が存続の危機 県文化財保護審議会が調査
追い打ちをかけたのはコロナ禍で、祭礼行事の自粛をきっかけに休止された山梨県内の民俗芸能が46件に上ることが分かりました。
調査は昨年度、山梨県文化財保護審議会の無形・民俗文化財部会が、現状把握と保護を目的に実施しました。
対象となった県内の民俗芸能の総数は379件で、内訳は獅子舞が最も多く36%、次いで神楽が24%で、全体の60%を占めます。
調査の結果、大きな問題なく実施されているのは約半分の186件で、73件は行われていても、すぐに休止に陥りかねない「危機」に分類されたほか、120件は保存団体が活動を休止していました。
「休止」と「危機」の2つを合わせると、県内の民俗芸能の51%が存続の危機にあります。
このうちコロナ禍による祭礼行事の自粛をきっかけに活動を休止したケースは46件に上り、200件以上の保存団体が規模の縮小や簡略化、練習機会の減少などの変化を余儀なくされたと回答しています。
伝統芸能は担い手の高齢化と後継者不足、 道具の修繕や新調に伴う資金不足などが深刻ですが、コロナ禍はこれに追い打ちをかけた格好で、調査にあたった無形・民俗文化財部会は 県や市町村に早急な支援を求めています。
