公開日時 2025年09月06日 18:02更新日時 2025年09月06日 19:37

英国スターマー政権が内閣改造 副首相が辞任、刷新急ぐ

 英国のスターマー首相=4日、英北部グラスゴー(ゲッティ=共同)

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共同通信

 【ロンドン共同】英国のスターマー首相は5日、レイナー副首相が住居購入時の税額を過少申告した問題で辞任したことを受け、初の大規模な内閣改造を実施した。閣僚10人以上を入れ替えて刷新を急ぐ。新副首相にラミー外相を任命し、ラミー氏は法相も兼任する。外相の後任にはクーパー内相を充てた。

 クーパー氏は国民の関心が高い不法移民対策で後手に回り、政権批判を招いている。内相の後任には、刑務所の過密状態緩和で実績を築いたマフムード法相が抜てきされた。

 レイナー氏は5月に南部ホブに住居を購入した際、税額を約4万ポンド(約800万円)過少申告した。問題を調べた独立委員は、レイナー氏が税の専門家に十分な助言を受けなかったことによる過失だとし、閣僚規範に反したと結論付けた。

 スターマー氏が率いる労働党は2024年7月に14年ぶりに政権を奪還したが、支持率は下降が続く。調査会社ユーガブによると、最新の支持率は11%まで落ち込んだ。

 レイナー氏は16歳で母親となるのに伴い学校を辞め、介護職の仕事に励んだ経歴を持つ。労働者の味方として国民の人気が高かった。不祥事で辞任したことで、スターマー氏はさらなる苦境に立たされた。

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