日本対カナダ 前半、攻め込むディアンズ(撮影・山本朝陽)

日本対カナダ 前半、攻め込むディアンズ(撮影・山本朝陽)



<ラグビー・アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ(PNC)2025:日本57-15カナダ>◇30日◇1次リーグ◇ユアテックスタジアム仙台◇観衆1万1187人


6大会ぶり優勝を狙う日本(世界ランク13位)が、白星発進を決めた。

カナダ(同24位)との初戦で、8トライを挙げて57-15の完勝。19年以来3大会ぶりの環太平洋諸国の頂点に向け、弾みをつけた。

1勝1敗だった7月のウェールズとの2連戦で主将を務めたリーチ・マイケル(36、東芝ブレイブルーパス東京=BL東京)が、今大会は個人的な理由のため不参加。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、65)は、リーチとともにBL東京でリーグワン2連覇を果たしたフッカー原田衛(26)、ロックのワーナー・ディアンズ(23=ハリケーンズ)を共同主将に指名した。

原田はコンディションの都合で1次リーグ(L)はメンバー外。ディアンズが人生初の主将を務めた。「できるだけ自分のプレーでチームを引っ張ってリードする」との宣言通りのプレーを見せた。

前半3分、NO8ファカタヴァアマト(30=リコーブラックラムズ東京)のトライで先制。しかし30分に10-10の同点に追いつかれ、31分にはロックのワイサケ・ララトゥブアが一時退場。反則を重ね、流れをつかめずにいた。

38分、相手の反則から速攻。主将ディアンズがゴール手前5メートルでパスを受けると、両軍最長身201メートルの巨体で突進。トライをもぎ取り、17-10で前半を折り返した。

後半も良い流れを生み出した。14分には、相手が倒れないようにタックルし、ボールを奪取。15分のアマトのトライにつなげた。

20分にFBサム・グリーン(31=静岡ブルーレヴズ)、25分にフランカーのベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ=埼玉)、33分に途中出場のWTB長田智希(埼玉)がトライを重ねた。37分、44分と立て続けに石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)がトライを決めて42点差で勝ち切った。

次戦は9月6日(日本時間7日)、米サクラメントで米国(同18位)との2戦目に臨む。勝てば1位で、14日(同15日)の準決勝に進出する。【飯岡大暉】

◆パシフィック・ネーションズカップ 国際統括団体ワールドラグビー主催で、環太平洋諸国が参加。1次リーグA組にフィジー、サモア、トンガ、B組に日本、米国、カナダ。各組上位2チームが準決勝進出。96年開始のパシフィック・リム選手権の流れをくむ。