金沢の山城跡 観光活用を 金沢大生ら 解説動画やパンフなど提案

山城跡のPR方法などを提案する学生ら=金沢市役所で

 金沢市が金沢大の授業として6〜7月に開いた山城マイスター養成講座を受講した学生の報告会が、市役所であった。15人の学生が講座で得た知識を生かし、市内にある松根城や高尾城などの山城跡の観光活用やPRの方法を市に提案。市側も参考にするという。

 考古学が専門の足立拓朗教授のもとで山城の基礎知識を学んだほか、松根城と高尾城、白山市の鳥越城の各城跡や関連の展示施設を訪れて研究。9月14、15両日に白山市で開催される「全国山城サミット白山大会」に出展する金沢市のブースの運営にも携わる。8日に報告会があった。

 学生たちは、富山県境の山奥にある松根城は周囲に観光資源がないものの、遺構が分かりやすく残っていて「初心者にもってこいの山城」と指摘。QRコードで音声ガイドが聞ける看板の設置や、土塁や堀切などの山城の防御施設が敵の攻撃をどう防いでいたのか視覚的に分かる再現動画の制作などを発案した。

 高尾城は展望台からの見晴らしが良く、市街地に近いメリットがある一方、遺跡の構造が分かりにくいとして看板やパンフレットの作成を提案した。「金沢城の存在が強すぎて金沢の山城が目立っていない」との問題意識から、市民を城主に任命したイベントの展開や、麓の商店と連携した関連商品の展開なども呼びかけた。(中平雄大)

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