大規模校を富山市内に 県立高再編 県教委 1校設置へ素案 教員の配置、授業や部活充実

会議に先立ちあいさつする新田八朗知事(中)=富山市の県民会館で

 県内の全日制高校を2038年度までに4割減らす再編方針を示している県教委は19日、富山市内で開かれた県総合教育会議で、1学年480人の大規模校を県内に1校設置する素案を示し、富山市内の県有地に新築方針だと明らかにした。県民の意見を募り、同会議が10月ごろ実施方針を策定する。 (長谷川竜也)

 県教委が3月に示した基本方針では、大規模校は1学年320人以上で県東西部に各1校設置としていた。変更した理由について、県教委の担当者は、2校体制に比べ、教員の配置が充実し、生徒がより多くの科目や部活動を選択できることを挙げた。

 また、基本方針では38年度の中学校卒業予定者を基に学校規模などを検討していたが、39年度の卒業予定者は38年度より433人減少する見込みと判明。東西2校で640人としていた大規模校の生徒数を減らすことで、中規模校がより大きな学校規模で運営できることも理由とした。

 また、160〜280人の中規模校15校、120人以下の小規模校4校の設置を検討すると説明。現在の34校から合計で20校程度まで減らす。県西部は8校、東部は11校が目安とした。

 大規模校の設置場所は、県立高校の敷地などを検討するが、具体的な場所は決まっていない。

 今後は30日に富山市、31日に高岡市で県民向けの意見交換会を開き、パブリックコメントを経て策定を目指す。

 新田八朗知事は会議の中で「今後さらに幅広いご意見をお聞きし、9月議会の議論を踏まえて実施方針を決めたい」と述べた。

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