真夏の祭典よさこい祭り。72回目の今年は、188チーム・約1万8000人の踊り子が夏の高知を華やかに彩っています。
8月9日、「原点よさこい」の踊りとともに祭りの開幕を告げた前夜祭。2024年の入賞22チームによる圧巻の踊りで会場の熱気が高まると、高知県観光特使でよさこい宣伝部長の南海キャンディーズ・山里亮太さんが総踊りに加わり、祭りを盛り上げました。
10日の本祭初日。午前11時、帯屋町演舞場のアーケードでは、各会場の先陣を切って「帯屋町筋」が踊り初め。高知市内16か所の競演場・演舞場を舞台に本祭がスタートしました。
そして受賞有力チームも躍動。観客を魅了しました。
■十人十彩
■旭食品
■ほにや
■とらっくよさこい(ちふれ)
しかし、沿道の観客を楽しませるのは有力チームばかりではありません。
2019年以来、6年ぶりに復活した「和の森 しあわせ踊り隊」は、高知市の建設会社「和建設」と「高知城東病院」が母体のチーム。チームの特徴は建設会社らしく木をふんだんに使用した地方車と、2日間で沿道の観客に1万2000個を配るという福もち配りです。
チームのテーマ「幸せを届ける」を合言葉に、にこやかな演舞と福もちで観客を楽しませた踊り子たち。6年ぶりの「笑顔の和」が広がっていました。
2024年、南海トラフ地震臨時情報の発表で出場を見送ったチームも2025年は参加を果たしました。
「よんでんグループ」は、あいにくの天気もどこ吹く風。2年ぶりの想いを込めて渾身の踊りを披露します。
「鳴子連梵天」は愛知と大阪のメンバーを中心に構成された県外チームです。
本祭では、観客によさこいを気持ちよく見てもらおうと、恒例のJT高知支社による「ひろえば街が好きになる運動」の一環で清掃活動が行われました。ボランティアで集まった人たちは、東洋電化中央公園でゴミを拾いながら街をきれいにしていました。
一方、高知城演舞場では、演歌歌手・三山ひろしさんのの姿も。
三山さんは高知市役所チームと一緒に正調よさこいの演舞で会場を盛り上げました。
追手筋本部競演場には「高知家の姉さん」島崎和歌子さんが登場しました。
高知市出身でパリオリンピックレスリング金メダリストの清岡幸大郎選手は、母親が踊り子として参加している「トキ」に参加し、観客に手を振って応えていました。
大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がくろしおくんとともに前夜祭、追手筋に登場。万博では8月22日、23日によさこいや街路市を楽しめる「WORLD YOSAKOI DAY」が開かれる予定で、イベントをPRしました。
高知の夏を彩るよさこい鳴子踊り。楽しみ方は踊りだけではありません。
2025年でチーム最後のよさこい祭りとなった「obrigado 花山海」。踊り子をよく見るとアンパンマンとコキンちゃんをつけた女性が。
■「これといったポイントは無いが高知県といえばアンパンマンなので」
こちらの女性の髪飾りは帽子よりも大きなバラの花を咲かせています。
■「とにかく目立ちたかったので」
雨が降る中、菜園場競演場に突如現れたのは、どこかで見覚えのあるキャラクターたち。
■「マイト・ガイが好きで自分もなろうと思って」
■「星のカービィです。雨で色落ちしそう。」
また、身長を超える大きな鳴子を背負った人や鶏の着ぐるみを身につけ軽快に踊る踊り子も。よさこいを全身で楽しみ観客を盛り上げていました。
よさこいを全身で盛り上げる踊り子に小さな観客のボルテージも最高潮に。
■「愛知から車できた。楽しい」
一方、本祭2日間はあいにくの雨となり、踊り子も観客もさまざまな雨対策をしていました。
高知県のキャラクター・くろしおくんは黄色い雨合羽をかぶって登場。
菜園場競演場の一角には全身をビニールで覆い雨傘をかぶった男性の姿が。正体はカメラマン。カメラが濡れないように万全の雨対策をしていました。
「かさ」と言えば、女踊りの美しい笠が印象的な十人十彩の踊り子も雨で濡れた笠に四苦八苦していました。
2日間、雨の中で演舞した『水もしたたる踊り子たち』。
その艶やかな姿はお城下を一層美しく彩りました。
