公開日時 2025年08月08日 05:00
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殺人罪で服役後に再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(左端)らに謝罪し、頭を下げる滋賀県警の池内久晃本部長=7日午前、滋賀県彦根市
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琉球新報朝刊
滋賀県警の池内久晃本部長は7日、同県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者が死亡し、殺人罪で服役後に再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(45)と同県彦根市内で面会し「逮捕から21年、言葉では言い表せないご心労、ご負担をおかけして大変申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝罪した。
西山さんが04年に殺人容疑で逮捕されて以来、県警トップの本部長が直接謝罪するのは初めて。記者団の取材に応じた池内氏は、西山さんが県などに賠償を求めた民事訴訟で捜査の違法性が認められたことを受け「今後の取り組みを強化する」と述べた。一方、捜査の問題点を具体的に検証することは否定した。
彦根市の県合同庁舎で西山さんと両親、井戸謙一弁護団長と面会した池内氏は「判決で認められたことを重く受け止め、より一層緻密かつ適正な捜査に取り組んでいきたい」と述べた。
面会後、市内で記者会見した西山さんは「本部長の謝罪で一区切りついたと思っている。無罪判決で謝ってほしかったが、本当に冤罪(えんざい)をなくしてほしいので今日の言葉を心に留めてほしい」と語った。井戸氏は「違法捜査などは認めなかったと認識しており、配慮がなければ同じことを繰り返す」と批判的な見方を示した。
