欧州中央銀行(ECB)はユーロ安を導くため利下げを行い、景気を支援すべきだと、イタリアのタヤーニ副首相が主張した。

  タヤーニ氏は「現在のユーロは強過ぎる。ユーロ・ドル相場が有害とならないよう確実にする必要がある」とし、「ECBの介入が必要だ」と語った。同氏の発言はイタリアの通信社ANSAが伝えた。

  タヤーニ氏はさらに、「例えば、政策金利を1%や0.5%まで引き下げること、あるいは欧州連合(EU)のさまざまな国債を購入する量的緩和(QE)などのイニシアチブが考えられる」と続けた。

  ECBは2024年6月以降、8回にわたって利下げを行い、政策金利を2%とした。市場の動きやエコノミストは、7月の会合では利下げが休止されるものの、9月に再開される可能性があるとの見方を示唆している。

  9月はまた、ECBスタッフによる新たな経済予測も発表される。

  イタリアの政治家が公の場でECBの政策に口を挟むことはこれまでにもあり、タヤーニ氏はとりわけその傾向が強い。同氏はメローニ内閣の一角を占める「フォルツァ・イタリア」党の党首で、欧州議会議長や欧州委員会の委員を務めたこともある。

原題:ECB Should Cut Rates to Weaken Euro, Italy’s Deputy Premier Says(抜粋)

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