インド航空当局は国内で運航されている米ボーイングの737型機および787型機を対象に、操縦室内の燃料供給スイッチの点検を命じた。西部アーメダバード市で先月発生したエア・インディア運航のボーイング787「ドリームライナー」墜落事故に関する暫定報告書を受けた措置。
インド民間航空総局(DGCA)が14日発表した声明によると、機体の耐空性と運航上の安全性を確保するため、航空各社に対して1週間以内の点検完了を指示した。
報告書によると、事故機は離陸直後に燃料供給スイッチが遮断位置に切り替えられていた。約10秒後に操縦士が元に戻したものの、推力を回復できなかったことが墜落の原因になったと指摘した。今回の事故では搭乗者241人が死亡し、地上でも19人が犠牲になった。
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報告書ではまた、現時点でボーイングの機体あるいは搭載されていたGEエアロスペース製のエンジンに対して措置を講じる必要があることを示す証拠は確認されていないとしている。
一方、欧州航空安全庁(EASA)は同日、現時点でボーイング787型機に対する強制的な点検の実施は計画していないと発表した。

墜落現場に散らばった機体の残骸
Source: India’s Aircraft Accident Investigation Bureau
原題:India Orders Fuel-Switch Inspection on Boeing Jets After Report(抜粋)
