
米国株式市場はS&P総合500種とハイテク銘柄中心のナスダック総合が終値で過去最高値を更新した。2019年9月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 27日 ロイター] – 米国株式市場はS&P総合500種(.SPX), opens new tabとハイテク銘柄中心のナスダック総合(.IXIC), opens new tabが終値で過去最高値を更新した。貿易協定への期待が投資家のリスク選好度を高めたほか、この日発表されたインフレ指標を受け連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まったことが背景。
トランプ大統領が、米国のハイテク企業を標的としたカナダの新関税を巡り、カナダとの貿易協議を突然打ち切ったことを受け、株価は一時、上昇幅を縮小した。それでも、主要株価3指数は軒並み週間で上昇した。
ホライゾン・インベストメント・サービシズ(インディアナ州ハモンド)の最高経営責任者(CEO)、チャック・カールソン氏は「この市場は非常に底堅い」と言及。「投資家は市場の上昇トレンドに追随して、ブレイクアウトを狙っている」と述べた。
米商務省が発表した5月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.3%上昇し、前月の2.2%から小幅加速した。一方、個人消費支出は前月比0.1%減で、エコノミスト予想の0.1%増に反しマイナスに転じた。
CMEのフェドウオッチによると、金融市場はFRBが9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で今年最初の利下げを実施する確率は76%との見方を織り込む。7月に利下げが実施される確率は19%。
トランプ大統領は27日、相互関税上乗せ分の猶予期限となっている7月9日について、確定した期限ではないとの考えを示し、これよりも早くなることも遅くなることもあると発言。ベセント財務長官はこれに先立ち、関税を巡る各国・地域との貿易交渉について、9月1日のレーバーデーまでに合意できるとの見通しを示していた。S&P主要11セクターでは、一般消費財(.SPLRCD), opens new tabの上昇率が最も大きかった。一方、エネルギー(.SPNY), opens new tabは低迷した。個別銘柄では、エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは1.8%上昇。25日に株価は過去最高値を記録しており、時価総額は4兆ドルに迫る勢いにある。スポーツ用品大手ナイキ(NKE.N), opens new tabは15.2%高。第1・四半期(6─8月)の売上高見通しが予想より小幅な落ち込みにとどまったことを受けた。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.29対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は220億7000万株。直近20営業日の平均は182億7000万株。
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