米アップルは9日から開幕した世界開発者会議(WWDC)で、新たなユーザーインターフェース「リキッドグラス」を発表した。今年の会議は、ソフトウエアの技術的な革新よりも、美的要素やデザイン性に重点を置いた内容となった。

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  アップル幹部のアラン・ダイ氏はカリフォルニア州クパチーノの本社から配信された動画プレゼンテーションで、今回のインターフェースは初めてiPhoneやMac、iPadなど、アップル製品全般で共通して利用可能になると説明。リキッドグラスはアップル史上、最も包括的なデザイン刷新だと述べた。

  アップルはまた、自社の人工知能(AI)モデルを外部開発者に開放する方針を明らかにした。これにより、アプリ開発者はソフトウエアにAI技術を組み込むことが可能となる。

  アップルにとってAI分野は長らく弱点だった。昨年のWWDCで「アップルインテリジェンス(Apple Intelligence)」プラットフォームを発表したものの、新機能の投入は鈍く、他のハイテク企業に比べて技術面で見劣りする状況が続いている。今年の会議でも、大幅な巻き返しは見込まれておらず、ブルームバーグはこれまで、アップルの本格的なAI技術刷新は2026年になる見通しだと報じている。

  今回のソフトウエア刷新の一環として、アップルは基本ソフト(OS)の名称を刷新し、バージョン方式ではなく西暦表記に改める。iPhone向けの次期OSは「iOS 26」となる。他にも新バージョンには「watchOS 26」、「macOS 26」、「iPadOS 26」などが含まれる。 

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   アップル株価はプレゼン中に一時1.9%下落したが、その後は下げを縮小している。

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原題:Apple Debuts Liquid Glass Interface at Design-Focused WWDC Event(抜粋)

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