中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は7日、政策金利と預金準備率を引き下げると発表した。米国との貿易戦争にさらされる中国経済への支援を強化する。

  潘総裁は同日の記者会見で、7日物リバースレポ金利を1.5%から1.4%に引き下げ、預金準備率については0.5ポイント下げると説明した。人民銀は別の声明で、7日物リバースレポ金利の引き下げは8日から実施すると明らかにした。

  今回の措置は借り入れコストの押し下げを目的とし、潘総裁が打ち出した10の施策の一部となる。他にも再貸し付けツールや政策銀行向け融資の金利引き下げも含まれている。潘氏は預金準備率の引き下げにより、約1兆元(約19兆8000億円)相当の長期流動性が供給される見込みだと述べた。

  サクソ・マーケッツのチーフ投資ストラテジスト、チャル・チャナナ氏は「これは単なる緩和ではない。中国が強靱(きょうじん)性や改革、必要に応じて報復の土台を築く動きだ」と分析。「流動性や信用の拡大だけでなく、テクノロジーや消費、高齢者介護に軸足を置いた取り組みは中国経済の構造的なけん引役を支援しようとする広範な試みも示している」と述べた。

原題:China Cuts Key Rate, Reserve Ratio to Aid Economy Hit by Tariffs(抜粋)

(情報を追加し更新します)

Share.