公開日時 2025年04月04日 18:33更新日時 2025年04月04日 20:53

15年ぶりの「さくら祭り」 福島県浪江町の請戸川沿い

 15年ぶりに開催された「さくら祭り」=4日午後、福島県浪江町

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共同通信

 東京電力福島第1原発事故の影響で中断していた「さくら祭り」が4日、福島県浪江町の請戸川沿いで15年ぶりに開催された。避難指示が出ていた期間も町民有志が桜の手入れを続けてきた。この日は一分咲きだったが、避難先の青森県から訪れた長谷川洋子さん(62)は「街並みが変わっても桜はそのままの姿でいてくれた。帰るたびに戻りたい気持ちが強くなる」と笑顔を見せた。

 請戸川沿い約1・5キロには、ソメイヨシノ約120本が並ぶ。肌寒さが残る中、町民らは、膨らみ始めたつぼみや薄いピンク色の花びらを写真に収めていた。夜には音楽に合わせて花火が打ち上げられた。

 桜は事故直後に手入れできない期間があったが、町民らがつくった「絆さくらの会」が2013年、一時帰宅した際に剪定などを再開。青森県弘前市の樹木医の指導を受けながら管理してきた。小黒敬三会長(69)は「町民と移住者が協力し、町に再び活気を取り戻したい」と話した。

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