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2024/08/12 17:18 ウェザーニュース

8月12日(月)16時推定で、台風5号(マリア)は秋田県能代市の南東を時速約20kmで北西に進んでいるとみられます。中心に近い岩手県や秋田県では引き続き強い雨に注意が必要です。

記録的な大雨になっている岩手県沿岸部でも、断続的に雨が強まっています。今夜いっぱいは雨の降りやすい状況が続くため、河川の氾濫や土砂崩れなど災害の発生に厳重に警戒し、引き続き安全な場所でお過ごしください。

▼台風5号 8月12日(月) 16時推定
 中心位置   能代市の南東約 70 km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北西 20 km/h
 中心気圧   994 hPa
 最大風速   20 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 30 m/s
» 最新の台風情報

岩手県沿岸部は今夜いっぱい断続的な強雨に注意

台風5号は今朝8時半頃に、岩手県大船渡市付近に上陸しました。上陸後も北西進を続け、中心は秋田県に入ったとみられます。活発な雨雲は主に台風の中心付近で、秋田県北秋田市比立内では16時40分までの1時間に22.0mmの強い雨、岩手県花巻市豊沢では16時30分までの1時間に16.0mmのやや強い雨を観測しました。

岩手県沿岸部の雨は午前中に比べると落ち着いています。ただ、台風に吹き込む湿った風の影響で局地的に雨雲が発達し、大船渡市では1時間に10mmを超える雨が降っている状況です。久慈市の一部に発令されていた緊急安全確保は解除されましたが、今夜いっぱいは断続的に雨が強まるおそれがあるため、引き続き安全な場所でお過ごしください。
» 警報・注意報の発表状況

明日は日本海側で荒天のおそれ
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台風は今夜にかけて日本海に進む見通しで、この後は秋田県や青森県など日本海側の地域が強い雨の中心になっていくとみています。雨が強くなってからの外出はなるべく控えてください。

強風域は引き続き大きく、風は台風の中心付近よりも北海道の沿岸部など少し離れた所で強くなっています。日本海に抜けた後も沿岸部では広い範囲で強風に注意が必要です。

明日13日(火)になると、台風は日本海で熱帯低気圧に変わる見込みですが、動きが遅くなり、日本海側を中心に活発な雨雲がかかり続ける可能性があります。特に東北北部や北海道の道南では激しい雨に注意が必要です。こまめに最新の気象情報や自治体情報を確認し、身の安全を第一に行動してください。
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台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率が5%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
 青森県   9 %
 岩手県   30 %
 宮城県   42 %
 秋田県   25 %
 山形県   30 %
 福島県   31 %
 茨城県   18 %
 栃木県   17 %
 群馬県   8 %
 千葉県   6 %
 新潟県   22 %
  上中下越 22 %
  佐渡   10 %

南鳥島近海で新たな台風発生予想 次に発生すると「台風6号」

8月10日(土)21時に南鳥島近海で発生した熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。次に台風が発生すると台風6号と呼ばれることになります。顕著な発達は予想されておらず、三連休中には再び熱帯低気圧の勢力になる予想となっています。

▼熱帯低気圧 8月10日(土)21時
 中心位置   南鳥島近海
 移動     東北東 ゆっくり
 中心気圧   1002 hPa
 最大風速   15 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 23 m/s

日本の南海上はモンスーントラフという広大な低圧部となっていて、熱帯低気圧や台風が次々に発生しやすくなっています。台風5号もこのモンスーントラフ内で発生したものでした。

台風の発生は半月ぶり 今月1つめ

台風の発生は7月21日に発生した台風4号以来でおよそ半月ぶりです。今月に入ってから1つめの台風発生です。

台風発生数の平年値を見ると、8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも最も台風の発生が多くなる時期です。今年も日本の南で複数の台風が発生する可能性があります。秋にかけての本格的な台風シーズンとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
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参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にかなりの幅があることをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、日本の東の海上を北上する傾向は概ね揃っているものの、その先は進路のシミュレーションの結果にばらつきがあるのがわかります。北海道の東を通る予測もあれば、東日本方面に向かう予測まであり、影響も大きく変わってきます。ただ、これまでの予測に比べると、東北付近へ進んで日本海に抜けるものがかなり増えてきました。

西寄りの進路となった場合は、三連休からお盆期間に北日本や東日本で風雨の影響が出る可能性があります。日が経つにつれて誤差は縮小していく見込みですので、今後の情報にご注意ください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風5号の名前「マリア(Maria)」は米国が提案した名称で、マリアナ諸島のチャモロ語の女性の名前からとられています。
» レーダー 台風モード

出典・参考
気象衛星画像:NICT 情報通信研究機構

参考資料など

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