カナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールのアレックス・ミラー社長兼最高経営責任者(CEO)は19日、セブン&アイホールディングスの米国店舗売却の可能性を巡り、セブンと秘密保持契約(NDA)は結んでいないと明らかにした。

  同CEOはアナリストとの電話会見で「当社はセブン&アイとNDAを結んでいない」とし、「米国での売却がどういったものになるのかを示すマーケティングパッケージに関して、セブン&アイと協力して取り組んでいる」と説明。「マーケティングプログラムは始まっており、その過程において買い手候補がNDAを結んでいる」と語った。

  これより先、ブルームバーグ・ニュースはセブンがクシュタールを含む複数の企業とNDAを結んだことがわかったと報じていた。セブンの広報担当者が明らかにした。NDAを結べば資産価値や財務状況などのより詳細な情報をもとにした検討が可能になる。

  米国での市場シェアはセブンが1位でクシュタールが2位。クシュタールはセブンに買収提案を出しているが、協議の前提として米国で独占禁止法に抵触する懸念を払拭することを要求している。クシュタールは米国にある一部店舗の売却に向けて、売却先候補と協議していることを明らかにしていた。

  セブン広報担当者は、今回のNDA契約は米国店舗の売却に関するもので、クシュタールがセブンを買収するための契約ではないとしている。

  セブンがクシュタールなどとNDAを結んだことについては、先に日経新聞が報じていた。

(クシュタールの発表を追加して更新します)