
サッカーのW杯北中米3カ国大会で、トランプ米大統領の政権高官が国際サッカー連盟に対し、イランの代わりにイタリアを出場させるよう要請したことを受け、イタリアの高官たちが相次いで否定的な見解を示した。スイスのチューリッヒで2025年11月撮影(2026年 ロイター)
[23日 ロイター] – サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で、トランプ米大統領の政権高官が国際サッカー連盟(FIFA)に対し、イランの代わりにイタリアを出場させるよう要請したことを受け、イタリアの高官らが相次いで否定的な見解を示した。
英紙フィナンシャル・タイムズは22日、W杯に関与していない米大統領特使のパオロ・ザンポッリ氏がFIFAに対し、イランの代わりにイタリアを出場させるよう要請したと伝えた。
これについて、イタリア五輪委員会のルチアーノ・ブオンフィリオ会長は「第一に、それは不可能だと思う」と、イランに代わりイタリアがW杯に出場する可能性を否定。「第二に、私は侮辱されたと感じるだろう。W杯出場は実力で勝ち取らなければならない」と語った。
アボーディ・スポーツ担当相も「(代替出場は)適切ではない。出場権はピッチ上で勝ち取るものだ」とコメント。ジョルジェッティ経済相も「恥ずべきものだ」と構想を批判した。
W杯4回優勝のイタリアは先月の欧州予選プレーオフで敗れ、3大会連続で本大会出場を逃していた。
現時点でイランが出場を禁止される兆候はないが、仮に出場権剥奪となれば、代替出場国の決定はFIFAに委ねられる。FIFAはW杯規定第6条に基づき、どの国でも招集可能な権限を持っているが、アジア・サッカー連盟(AFC)は代替出場国をアジアから選出するように働きかけるとみられ、昨年11月のアジア予選プレーオフでイラクに敗れたアラブ首長国連邦(UAE)がその有力候補とみられている。
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