恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」で、山形県尾花沢市の70歳代男性が約1700万円の被害に遭ったと、県警が29日、発表した。ほかにも30~60歳代の男女3人が計900万円以上の被害に遭った。被害のきっかけとなったSNSやアプリは様々で、県警は「SNS等で知り合った相手から金銭などを要求されたら詐欺だ」と注意を呼びかけている。(岩峪諒、五嶋健)山形県警察本部山形県警察本部 県警組織犯罪対策課によると、ロマンス詐欺には被害者の恋愛感情に乗じるものだけではなく、仲良くなって親近感・信頼感を抱かせ、送金させる手口も含む。

 尾花沢市の男性は3月下旬頃、フェイスブックで知り合ったマレーシア人女性を名乗る人物や、「投資の先生」とされる人物らとLINEで連絡を取り合うようになった。女性を名乗る人物とは通話機能で会話もし、相手は片言の日本語で話したという。 やりとりの中で貯金などの話題になり、金の取引などでもうけることができると説明されて信用した。4月23日に金の購入代金として指定された口座に100万円を振り込んだ。その後も送金を重ね、ウェブサイト上では2億円の利益が出ていた。出金しようとすると、「手数料がかかる」と言われ、手数料名目で644万円と388万円を送金した。 ここまで、6回で計約1700万円を振り込んでいた。今月20日、金融機関で7回目の送金をしようとしたところ、職員から声をかけられ、被害に気付いた。 1 2