活動報告を行った看護師(右端)や学生ボランティア(右から2人目)と言葉を交わされる皇后さまと妃殿下方(15日、東京都渋谷区で)活動報告を行った看護師(右端)や学生ボランティア(右から2人目)と言葉を交わされる皇后さまと妃殿下方(15日、東京都渋谷区で)

 全国赤十字大会が15日、明治神宮会館(東京都渋谷区)で開かれた。日本赤十字社名誉総裁の皇后さまと同副総裁の4人の妃殿下方が出席し、能登半島地震の炊き出しに協力した学生ボランティアと、パレスチナ自治区ガザで医療支援に従事した看護師の活動報告に耳を傾けられた。

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 「被災地の子供たちは想像以上に元気で、その笑顔を守りたいと思った」「激しい攻撃が続いた時は、後悔しないよう寝る前に家族にメッセージを送ってから目をつむった」 日赤の活動を支える善意と覚悟に触れた皇后さまは、大会後、2人をねぎらい、謝意を伝えられた。妃殿下方が報告者を囲むようにして、懇談される光景も見られた。4月に日赤に入社した天皇家の長女愛子さまもこの日、裏方の誘導役として大会の運営を支えられたという。 明治神宮会館そばの本殿には、西南戦争を機に誕生した救護団体に由来する日赤を、物心両面で支援した昭憲皇太后が、明治天皇とともに祭られている。その没後110年と重なった今大会。歴史ある皇室と日赤の絆の盤石さを印象づけた。(編集委員 沖村豪)

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