全国植樹祭のため岡山県を訪問した天皇、皇后両陛下は26日、2018年の西日本豪雨で災害関連死を含めて75人が亡くなった倉敷市を訪れ、復興状況を視察された。両陛下が同豪雨の被災地を訪問されるのは初めて。
復興状況に関する伊東香織倉敷市長(左)の説明に耳を傾けられる天皇、皇后両陛下(26日午後、岡山県倉敷市真備町で)=代表撮影 両陛下は河川が氾濫した場所に整備された同市真備町の「まびふれあい公園」で、伊東香織市長から説明を受けられた。「多くの方が被災した場所です」と告げられると、その場で約10秒間深々と黙礼された。天皇陛下は、約9割の住民が地区に戻ったとの説明に「地域の方は真備のことが本当に好きで頑張っていらっしゃるんですね」と述べられたという。
その後、両陛下は被災者3人と懇談された。「見守り連絡員」を務めた中尾幸子さん(75)は陛下から「何が一番、皆さん困ってらっしゃいましたか」と質問を受けた。豪雨で自宅が全壊した中尾さんは、約3300世帯の被災者の相談にあたってきた。皇后さまからは「被災されたからこそ、相手の気持ちがよくわかるんですね」との言葉があったといい、「胸が熱くなりました」と話していた。
苗木を植えられる天皇陛下(26日午前、岡山市北区で)=東直哉撮影 これに先立ち、両陛下は岡山市で第74回全国植樹祭の式典に出席された。天皇陛下は「森林づくりの輪がここ岡山の地から全国へ広がり、将来の世代へとつながっていくことを願います」とあいさつ。陛下はアカマツ、皇后さまはクロガネモチなど計6種の苗木を植え、ヒノキやヤマザクラなど4種の種をまかれた。26日夜に空路で帰京された。
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