対局を振り返る広瀬九段=若杉和希撮影
竜王戦のランキング戦1組4位決定戦・森内俊之九段-広瀬章人九段戦は広瀬九段が129手で勝利し、本戦入りを決めました。
勝負師の嗅覚で研究外したか、午後は長考合戦…郷田九段も佐々木八段も攻め合い視野の局面に<2組決勝・郷田真隆九段-佐々木勇気八段>
広瀬九段が先手となり、相掛かりとなった本局。「鷹揚流」好みの自陣角▲6六角を打たせた森内九段。午後、相手の手を殺す△8四歩から△5一飛と回って後手好調の流れに。角が使いにくくなった広瀬九段は▲8五歩と指し、大駒の息苦しさを解消する狙いで指し手を進めました。森内九段は△5五歩と打ち、「鉄板流」らしく厚み重視を貫きました。
野月八段が感想戦を見守った=若杉和希撮影
夕食休憩の時間帯、扇子を手に攻防の手を読んでいた広瀬九段。記録係が再開を告げると、森内九段は駒音を立てて△7四桂と打ちました。控えの桂は「森内好み」の一手です。夕食休憩時は広瀬九段の方が1時間以上、多く残していました。難解な形勢で、持ち時間の多さは強みです。 午後7時過ぎ、広瀬九段は▲3四桂から▲2二歩と反撃に出ました。野月浩貴八段は「夕食休憩明けの森内九段の桂打ちが、ひねりすぎだったかもしれません」と話しました。桂馬を軸に攻めをつなげた広瀬九段が勝利しました。局後、森内九段は「勝負所でミスが出てしまった」と語りました。広瀬九段、森内九段、野月八段は勝浦修九段門下です。「勝浦ファミリー」が集った対局室で感想戦が行われました。(吉田祐也)





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