支援を呼びかける木村理事長(前列中央)ら(京都市中京区で)支援を呼びかける木村理事長(前列中央)ら(京都市中京区で)強い日差しの下、華麗な辻回しをする長刀(なぎなた)鉾(2023年7月17日、京都市下京区で)=川崎公太撮影強い日差しの下、華麗な辻回しをする長刀(なぎなた)鉾(2023年7月17日、京都市下京区で)=川崎公太撮影

 古都の夏を彩る祇園祭に向けた準備が本格化している。
山鉾(やまほこ)
巡行を主催する祇園祭山鉾連合会は21日、インターネット上で運営資金を募るクラウドファンディング(CF)を開始。祭の中核・
神輿(みこし)
渡御を先導するボランティアスタッフの公募も始まった。(畝河内星麗)
 CFへの寄付金は警備費やゴミ処理費などにあてる。昨年は約940人から過去最高額となる1593万円が集まった。 今年は、急増する外国人観光客らに対応するため警備員を増やす。熱中症対策で新たに救急救命士も配置するといい、人件費の総額は昨年より2割ほど増える見込みだ。 木村幾次郎理事長は「祇園祭を安心安全に実施するため、支援していただけるとありがたい」と話す。
 CFの目標金額は300万円。寄付は5000円からで、手ぬぐいや扇子などの返礼品を用意する。15万円を寄付すると、河原町御池の交差点にある京都信用金庫のビル「QUESTION」(京都市中京区)の3、4階から山鉾の「
辻(つじ)
回し」を観覧でき、地元食材を使った食事も付く。
前祭(さきまつり)
(7月17日)と
後祭(あとまつり)
(同24日)で、各25組まで。
 寄付は「マクアケ」の専用サイトで7月19日まで受け付ける。◇昨年の還幸祭の「神宝捧持列」(宮本組専属・安田格撮影)昨年の還幸祭の「神宝捧持列」(宮本組専属・安田格撮影)
 八坂神社(同市東山区)の氏子組織「宮本組」は21日、神輿渡御で神輿を先導する「
神宝捧持(じんぽうほうじ)
列」のボランティアスタッフの募集を始めた。

 列は神幸祭(7月17日)と還幸祭(同24日)で、円融天皇の勅命が記された「
勅板(ちょくばん)
」や弓、剣などの神宝を持ち、3基の神輿を先導。宮本組の一員として白丁装束で朱傘などを持つ。
 昨年初めて公募し、各日約90人の定員に、合わせて約300人の応募があった。参加者からは「来年も参加したい」「感動した」といった声が寄せられ、今年も実施することに。今回から「志丁組」と呼ぶことにし、恒久的に関わってもらえるよう組織化していくという。 募集は各日90人程度で19~55歳の男性。日本語で会話できれば外国人も可。装束などは無償貸与し、オリジナルの手ぬぐいや扇子などを贈る。応募は今月31日まで。組の公式ホームページの専用フォームから申し込む。応募者多数の場合は選考する。 今西善也・副組頭は「ご奉仕への熱い思いをともにできる人の裾野を広げ、何十年と続く組にしていきたい」と話していた。

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