28日投開票された衆院島根1区補欠選挙は「政治とカネ」が争点となった。読売新聞社が同日に実施した出口調査でも、投票に際し最も重視した問題を11項目から選んでもらう質問で「政治とカネ」が22%と最多だった。うち9割超が、与野党対決を制した立憲民主党公認の亀井亜紀子氏(58)を選んでいた。(松田栄二郎)
「政治とカネ」を選んだ人のうち、敗れた自民党公認の錦織功政氏(55)を支持したのは1割に満たなかった。選挙戦を通し「政治改革」を訴えた錦織氏の主張が、有権者に浸透していなかったことが浮き彫りになった。
「景気や雇用」(19・9%)はほぼ同数だった一方、「物価高騰対策」(12・34%)は6割強が亀井氏、4割弱が錦織氏と差がついた。「地方の活性化」(8・4%)を選んだ7割弱は錦織氏を支持し、亀井氏は3割強だった。
また、2021年の前回衆院選で細田博之・前衆院議長に投票した人のうち、亀井氏は3割から支持を受け、錦織氏は7割弱にとどまった。さらに、前回投票しなかった人の7割近くが、亀井氏に投票した。
亀井氏は、支持政党別で無党派層の8割から支持を得たほか、日本維新の会支持層の8割弱から支持を集めており、自民以外の保守層の多くを取り込んだことがうかがえる。
性別では、亀井氏が男女とも6割の支持を集めた。年代別では、30~70歳代の各年代で6割前後が亀井氏を支持。20歳代と80歳以上は、亀井氏と錦織氏が伯仲していた。
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