ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.04 07:26

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が戦勝記念日(5月9日)の停戦を提案し対話の口火を切ったが、肝心の戦線では両者のドローン攻撃が相次ぎ、人命被害が続出している。特に欧州最大規模であるザポリージャ原子力発電所の周辺が再び空襲の標的となり、放射能漏れの懸念が再燃した。

3日(現地時間)、AFP通信などによると、ロシアとウクライナは週末の間に数百機のドローンを動員し、互いの後方および港湾インフラに打撃を加えた。ウクライナ南部のオデーサとヘルソンではロシアの空襲で民間人3人が死亡し、5人が負傷した。ウクライナ空軍は夜間にロシアがドローン268機と弾道ミサイルを発射したと発表した。

ロシアもサンクトペテルブルクなど北西部の地域を中心にウクライナの集中砲火を受けた。ロシア国防省は少なくとも334機のウクライナのドローンを撃墜したと発表したが、モスクワ州で70代の男性が死亡し、バルト海沿岸のプリモルスク港の石油ターミナルが打撃を受けるなど被害が相次いだ。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は今回の攻撃でロシア側のタンカーや艦艇などに打撃を加えたことを認めた。

ザポリージャ原発の安全も再び俎上に載せられた。国際原子力機関(IAEA)は原発外部放射線統制研究所(ECRL)が空襲を受けたという通報を受けたと伝えた。ラファエル・グロッシ事務局長は、人命被害はないが、核施設周辺に対する持続的な攻撃の危険性を強く警告した。

一方、ウクライナはロシアの主要な原油輸出ルートであるノボロシースク港付近で、ロシアの「影の艦隊」に所属するタンカー2隻を海上ドローンで打撃し、経済的な圧迫のレベルを高めた。ゼレンスキー大統領は「原油輸送に活用されていた船舶を無力化した」として、夜間攻撃の映像を公開した。

今回の攻防は、プーチン大統領がドナルド・トランプ米大統領との電話会談で提案した戦勝記念日の停戦議論が進められている中で起きた。ゼレンスキー大統領は、ロシアが戦列を整えるために停戦宣言を利用する可能性があるという疑念を拭いきれないまま、「提案の実体を確認する必要がある」として慎重な立場を維持している。

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