ロシア国防省は21日、露軍のウクライナ侵略で当面の攻略目標とされるウクライナ東部ドネツク州チャシフヤールの東方約5キロ・メートルの村ボフダニウカを制圧したと発表した。米国のウクライナへの追加支援が到着する前に攻勢を強めている可能性がある。最前線で装甲車に乗るウクライナ軍兵士(21日)=AP最前線で装甲車に乗るウクライナ軍兵士(21日)=AP 露軍は旧ソ連の対独戦勝記念日の5月9日までのチャシフヤール制圧を目指しているとされる。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は4月21日の米NBCのインタビューで米国の追加支援に期待感を示し、「今は砲弾が不足しているが、武器の到着は間に合う。敵を撃退できると考えている」と徹底抗戦の構えを示した。「前線の兵士は、一刻も早い支援を必要としている」とも強調した。

 米下院は20日、ウクライナ支援の追加予算として約610億ドル(約9兆4000億円)を盛り込んだ法案を可決した。上院でも法案が可決されれば、バイデン大統領の署名を経て成立する。 一方、ロイター通信によると、ウクライナ軍報道官は21日、ロシアが一方的に併合した南部クリミアのセバストポリで潜水艦救難艦「コムーナ」を大破させたと発表した。同艦はロシア帝国下の1913年に進水し、ウクライナメディアは「世界最古の現役の軍艦」と報じている。

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