高知県内では、Bリーグのクラブ設立を目指す動きが出るなどバスケットボール熱が高まっています。こうした中、高知からバスケットボールのプロ選手を目指して奮闘する高校生を取材しました。
高知市の高知学芸高校。
この日、午後4時から体育館では男子バスケットボール部が練習を始めていました。
部員11人のなかに、年代別の日本代表に選ばれた注目選手がいます。
■部員
「澤近一颯さんです」
「打ったら全部入る。ヤバい、ヤバいっす」
3年生の澤近一颯さん(18歳)です。
澤近さんは、18歳以下のバスケットボール男子日本代表のメンバーに1年生の頃から選出。
以降、3年連続で日本代表に選ばれていて、8月、滋賀県でおこなわれた韓国・中国とのジュニア交流競技会に参加しました。
ポジションは、シューティングガード。
攻撃の起点となり、技術の高さと得点能力が求められる重要な役割を担っています。
■部員
「3ポイントが一颯さんは得意で、試合でも多く決めていると思う」
澤近さんの強みは、189センチの長身から繰り出される正確なシュートです。
2025年のインターハイ四国予選では、四国トップクラスの強豪・尽誠学園を相手に41得点を記録しました。
澤近さんは、両親やきょうだいの影響を受け、小学3年生の頃からバスケットボールを本格的に始めました。
当時から得点能力は抜群で、実力を付けながら、年代別の日本代表レベルまでに成長しました。
バスケットボールを一度も嫌いになったことは無いと言います。
澤近さんは現在、高校3年生。県体を終えて、同級生が大学受験のため引退する中、ウィンターカップ出場を目標にキャプテンとしてチームに残っています。
■澤近さん
「人に優しく自分に厳しくという言葉があって、自分はそれを大事にしていて」
練習中も常に後輩たちを励まし続け、時にはアドバイスも。3年生としての振る舞いでチームを引っ張ります。
■澤近さん
「次の世代に残していくものがあるはずなので、自分が3年生として残って、後輩たちにどうあるべきなのかというのを伝えていきたいとう意味もあって」
日本代表のスタッフには、人柄の良さと、戦術に対する理解の高さが評価された澤近さん。
彼の存在は後輩たちにも大きな影響を与えています。
■部員
「キャプテンとして試合でも練習中でもチームを引っ張てくれる存在。」
「ボールを要求して得点してくれたり、中心になって声をかけてくれてチームの雰囲気を作ってくれるところが凄い」
澤近さんには、大きな目標があります。
■澤近さん
「将来はプロバスケットボール選手を目指してやっている」
プロ選手になるという目標は、小学生のころから変わりません。
9月5日、県民体育館でおこなわれたBリーグのエキシビションゲームを観戦する澤近さんがいました。
目標とするプロ選手のプレーを目の当たりにした澤近さんは―。
■ 澤近さん
「コンタクト、フィジカルの面でバチバチ当たっていて。自分もフィジカルを鍛えないといけないと思った。」
「自分もこのコートに立つ選手のようになりたいと改めて強く思った」
澤近さんに今後の抱負を聞きました。
■澤近さん
「謙虚に素直に、というところで常に上を目指して。プロに行くために自分に必要なことが何かという所を考えながら、最後は子供たちにこういう選手になりたいという風に思ってもらえるような選手になりたいと思う」
高知から日本を背負うプロ選手へ。澤近さんの挑戦が続きます。
