国内初 障害児のサッカーリーグ発足 滋賀、大阪、京都の7チームで開幕

関西レインボーリーグの試合で、元気いっぱいにプレーする子どもたち=東近江市芝原町の布引グリーンスタジアムで

 国内初の障害児サッカーリーグ「関西レインボーリーグ」が発足した。東近江市芝原町の布引グリーンスタジアムで5月30日、リーグ戦が開幕し、滋賀、大阪、京都の7チーム約120人が参加。年間を通してリーグ戦や交流戦を企画し、スポーツを楽しむ選択肢が、障害のある子どもたちの日常に浸透することを目指す。(岩井里恵)

 関西レインボーリーグは、市内で活動する障害児サッカーチーム「東近江FCレジリエンス」の高橋平さん(47)と、堺市と大阪府松原市、和泉市を拠点にする「Teamプレイズ」の河原畑康高さん(43)が発起人だ。

 発達障害や知的障害などの特性がある子どもによるスポーツチームは少なく、対外試合の機会を設けることが難しかった。子どもたちが普段の活動を楽しむだけでなく、練習の成果を発揮する試合を継続的にできるよう、2025年夏ごろから構想を練ってきた。

 リーグの1試合は7分3セットで、間に2分ずつの休憩を入れる。出場選手は各チーム5〜7人ほど。選手は主に小学生から高校生と幅広く、それぞれのチームの戦力に差が出る可能性がある。そのため事前に指導者が話し合い、出場する選手の年齢や性別、人数をセットごとに柔軟に決め、なるべく戦力に偏りが出ないようにするという。

 5月30日には11試合があり、東近江FCの高校生(16)は「いろんなチームと試合できるのは楽しい」と話し、プレイズの選手(18)は「普段は体育館での練習が多く、芝生の広い場所でプレーできてわくわくした」と笑顔だった。

 次回は秋ごろ、大阪での開催を予定する。リーグ戦は原則総当たりで、年間を通して順位を決める。27年にはリーグの法人化も検討している。

 東近江FCは24年、市内の小中学校の特別支援学級に在籍する児童、生徒の保護者約620人にアンケートを実施。やりたいスポーツはあるが指導者らから理解が得られないなど、約200人が諦めや不安を抱いていることが分かった。

 さまざまな特性のある子どもがやりたいスポーツを諦めている現状について、多くの人に知ってもらうことも狙いで、高橋さんは「ゆくゆくはサッカーに限らず、誰もが安心してスポーツを楽しめる環境が全国に整備されれば」と願う。

 ◆現在リーグに加盟するその他のチーム リバティー(彦根市)ArcFootballClub(栗東市)FCレジリエンス野洲(野洲市)プラスサッカースクール(大阪市)わだちサッカースクール(京都市)

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