
スズキは6月5日、インド四輪子会社のマルチ・スズキ・インディアが、同社初となるフレックス燃料四輪車『ワゴンR FFV』を発表したと明らかにした。フレックス燃料技術を採用した量産四輪車の投入は、インド自動車業界としても初の取り組みとなる。
発表記念式典はインド・デリー市内で開催され、ニティン・ガドカリ道路交通・高速道路大臣とハルディープ・シン・プリ石油・天然ガス大臣が出席した。
フレックス燃料車は、エタノールとガソリンの混合比率を問わず走行できるのが特徴だ。エタノール比率の高い燃料にも対応することで化石燃料への依存低減が期待されるほか、粒子状物質(PM)の排出抑制にも貢献し、地域の大気環境改善につながるとしている。

スズキはこれまで、ハイブリッド車やバッテリーEV(BEV)、圧縮天然ガス(CNG)車、圧縮バイオガス(CBG)対応車など、多様なパワートレーン技術の開発を進めてきた。今回のフレックス燃料車の投入もその一環であり、地域ごとのエネルギー事情や顧客ニーズに応じたマルチパスウェイ戦略をさらに推進する考えだ。
インドでは政府主導でエタノール混合燃料の普及が進められており、自動車メーカー各社も対応車種の開発を加速させている。スズキは市場シェア首位を誇るインド市場において、初のフレックス燃料車となるワゴンR FFVを投入することで、環境負荷低減とエネルギー多様化への対応を強化する。
