
練習に取り組む鎌田(撮影・松永 柊斗)
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サッカーW杯北中米大会(11日開幕)に臨む日本代表は2日、事前合宿地のメキシコ・モンテレイに向けて出発する。チーム活動がオフだった1日は、唯一合流が遅れていたMF鎌田大地(29)が千葉市内で自主トレを実施。約1時間の調整で順調な仕上がりを見せた。最強森保ジャパンは全26選手がそろい、最高の景色が待つ舞台へ乗り込む。
森保ジャパンに“ラストサムライ”が加わった。気温約30度。真夏日の空の下、誰もいない静かなピッチに鎌田が姿を現した。付き添いのスタッフとともにジョギングから始まり、スピード系のアジリティーメニューで軽快に動く。正確なパスコントロールを披露すれば、鋭いロングパスを黙々と繰り返す。疲れを感じさせない動きで約1時間みっちりと汗を流し、充実の表情で車に乗り込んだ。
W杯メンバー全26人で唯一、合流が遅れていた男はタイトルを手土産に帰ってきた。既に代表合宿が始まっていた先月27日、クリスタルパレスの一員として欧州カンファレンスリーグ決勝に出場。持ち味の素早いボール奪取と広範囲のカバリングで優勝に貢献した。自身はEフランクフルト(ドイツ)時代の21~22年に欧州リーグ(EL)を制して以来、日本人初となる2度目の欧州カップ戦制覇。勢いに乗るボランチは「自チームでの仕事をしっかり終えた。次はW杯に照準を合わせてやっていきたい」との決意で代表に合流した。
現在の森保ジャパンにとって、2度目のW杯出場となる鎌田の存在は何よりも大きい。1―0で勝利した31日の壮行試合アイスランド戦では遠藤が2ボランチの一角で先発し、左足甲の負傷から約3カ月半ぶりに実戦復帰。だが万全な状態ではなく、前半のみの出場にとどまった。さらに左シャドーを巡っては、三笘と南野がともに負傷で選外なだけでなく、鈴木唯も右鎖骨骨折から回復途上の段階。同戦では右サイドが主戦場の伊東を代表戦初の左シャドーに配置した。手探りが続いていただけに、ボランチとシャドーを高いレベルでこなす鎌田はフル回転の役割が求められる。
鎌田は2日、事前合宿へ向かうチームに合流し、選手全26人がそろう。攻撃的新布陣の3―1―4―2では1ボランチとして前線への縦パスや供給力も期待される存在。森保ジャパンが待っていた“ラストピース”が埋まった。最高の景色へ向かう旅がいよいよ始まろうとしている。(滝本 雄大)
