2PMやTWICEらを輩出したJYPエンターテインメントとソニーミュージックによる日韓合同オーディションプロジェクト『Nizi Project Season 2』から誕生した7人組グローバルボーイズグループ・NEXZが、30日、31日の両日、東京・代々木第一体育館で初のアリーナツアー「NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”」を開催した。23年に結成、24年の日韓同時デビューを経て、25年には日本武道館公演を成功。ここでは、4年目で実現したアリーナツアーの東京公演2日目をレポートする。(取材・文=生島まき)

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 会場に流れるBGMが徐々に大きくなり、期待感を高めていく。レトロでゴージャスなメタリックの城を思わせる映像がモニターに映し出される中、場内が暗転。するとメンバーはアリーナ後方から姿を現し、『Legacy』でライブがスタートした。

 続く『BURNING BLACK』と『HARD』では、NEXZならではのシャープなダンスラインと圧巻のシンクロパフォーマンスで、一気に会場を“Hellmate”の世界へと引き込んだ。今回のステージは、メインステージと後方ステージを長い花道で結び、その中央には菱形のセンターステージを配置。メンバーはステージ上だけでなくアリーナフロアを縦に移動しながらパフォーマンスを繰り広げ、会場のどの位置からでもその姿を近くに感じられる構造となっていた。

 5曲を立て続けに披露。「全員がセンター級」と称される実力を持つグループらしく、目まぐるしく変化するフォーメーションの中でも一糸乱れぬ動きを見せ、観客の視線を釘付けにした。

「このツアーのために温めていた5曲を一気に披露しました。そして生バンドも入っています!」

 リーダーのTOMOYAが笑顔で言った。前日以上の暑さとなったこの日だが、会場の熱気はそれ以上だ。

「“Hellmate”は最高の友だちという意味です。NEX2Y(ネクスティー:ファンネーム)、今日は一つになる準備はできていますか!」

 TOMOYAの呼びかけに、客席から大きな歓声が上がった。映像では、宇宙船のコントロールセンターを思わせる映像とともに、7人が地球の若者を応援するストーリーが描かれた。その後、6月24日リリース予定の日本3枚目EP『Hellmate』収録曲の『Hands up, Yo!』を披露。さらに『Simmer(Japanese Ver.)』『Want More? One More!』へと続き、観客とのコール&レスポンスも徐々に熱を帯びていった。

 中盤では人気曲『HYPE MAN』を披露。野球をモチーフにした映像演出とともに、パワフルさだけでなく、さわやかさやフレッシュさも感じさせるステージでグループの表現力の幅を見せつけた。

 さらに同EP収録曲『Can’t hide』では、それまでの勢いとは異なるエモーショナルなバラードを展開。楽曲ごとに異なる表情を見せながら、NEXZならではの多彩な表現力を証明した。

 次はユニットステージ。HARUとHYUIはダークなファーベスト姿で登場し、Stray Kidsの『Muddy Water』を披露。2人でアレンジしたリリックと鋭いラップで観客をひきつけた。

 TOMOYA、SEITA、YUKIはVaundyの『不可幸力』をカバー。レアな3人組によるアンニュイなハーモニーで会場を包み込む。さらにYUとSO GEONは、モノクロ演出の中でJosef Salvatの『call on me』を披露。息の合ったパフォーマンスで大人びた魅力を見せつけた。

「2人でセクシーな演出にしたいと話し合いました」

 SO GEONが語ると、YUも「どこまでセクシーなところを見せていいのか悩みました」とはにかみながら振り返った。

 映像を挟み、後半戦は新EPのタイトル曲であり、ツアータイトルにもなっている『Hellmate』からスタート。ライブの世界観を象徴する楽曲として圧倒的な存在感を放った。

 続くデビュー曲『Ride the Vibe(Japanese Ver.)』『O-RLY?(Japanese Ver.)』では、この日最大級のコール&レスポンスが響き渡り、NEXZならではのフレッシュでエネルギッシュな魅力を存分に届けた。

 そして、ヒット曲『Mmchk(Japanese Ver.)』は大歓声で迎えられ、勢いそのままに『NALLINA』へ突入した。続く『Next Zeneration』では、アリーナ客席を練り歩きながらセンターステージへ。そこではリングを思わせる光の演出が施された。

「準備できてるか!」

 TOMOYAの叫びとともに、本編ラストの『Beat-Boxer』まで駆け抜けた。

 アンコールでは、赤いラインが入ったセーラー服風のかわいい衣装で登場。歌いながらアリーナ外周を歩き、客席との距離を縮めながら手を振る姿に歓声が上がった。

 デビューから4年目でアリーナへとたどり着いたNEXZ。昨年は日本武道館公演を成功させ、今年は台湾やマカオでの公演も開催した。今年8月には米国で開催される世界最大級の音楽フェス「KCON LA 2026」、9月にはブラジルで開催の「Rock in Rio 2026」への出演も決定している。その状況も踏まえ、HYUIが感慨深げに言った。

「今日はマジで最高でしたね。昨日は家族が来ていて、『これが本当にアンタがやりたかったことなんやな』って言ってもらえたんです。本当にこの職業をやって良かったなって。狂ったように楽しみました」

 SO GEONは高校時代の友人が来場していることを明かし、メンバーたちはそれぞれ言葉を詰まらせながら感謝の思いを伝えた。

 最後は『Next To Me』『Co-Star』を歌唱し、2時間半、28曲のステージが完結した。会場全体が“Hellmate”の名の通り強い絆で結ばれ、その歩みを祝福するような大歓声が響き渡った。

<「NEXZ LIVE TOUR 2026 “Hellmate”」東京公演2日目 セットリスト>
1. Legacy
2. BURNING BLACK
3. HARD
4. One Bite
5. I’m Him
6. Hands up, Yo!
7. Simmer(Japanese Ver.)
8. Want More? One More!
9. HYPE MAN
10. Keep on Moving
11. Run With Me
12. Can’t hide
13. One Day
14. Slo-mo-Band Performance-
15. Muddy Water / Stray Kids(HARU・HYUI)
16. 不可幸力 / Vaundy(TOMOYA・SEITA・YUKI)
17. call on me / Josef Salvat(YU・SO GEON)
18. Hellmate
19. Ride the Vibe(Japanese Ver.)
20. O-RLY?(Japanese Ver.)
21. Mmchk(Japanese Ver.)
22. NALLINA
23. Next Zeneration
24. Beat-Boxer
25. Eye to Eye
26. Here & Now
27. Next To Me
28. Co-Star

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