©2C Competition
ピエール・ルイ・ルーベ、オリバー・ソルベルグ、オーレ・クリスチャン・ベイビーなどを起用してWRCに参戦してきたフランスを拠点とするラリーチーム、2Cコンペティションが、ランチア・イプシロン・ラリー2HFインテグラーレでWRC2参戦することを発表した。ドライバーには、現在WRC2部門でランキング首位に立つレオ・ロッセルと、米国のコナー・マーテルを起用しての2台体制で、6月25日〜28日に開催されるWRC第8戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)で初戦を迎える。
兄のヨアンがイプシロン・ラリー2HFインテグラーレで参戦中のレオ・ロッセルは、2024年にフランス・ラリー選手権を制すると、昨年からWRC2にステップアップ。兄とともにシトロエンC3ラリー2で参戦した。WRCセントラルヨーロッパではメカニカルトラブルに見舞われるまで部門をリードするなど、ポテンシャルを披露。引き続きC3ラリー2で参戦した今季の開幕戦ラリーモンテカルロでは、大会史上稀に見る過酷なコンディションのなかで、WRC2優勝を飾った。その後、WRCクロアチアでも部門優勝をマークし、現時点でヨアン、ルーペ・コルホネンと同点でのランキングトップに立っている。
マーテルは、25年に米国の国内ラリー選手権、アメリカンラリーアソシエーション(ARA)で頭角を現し、注目の新鋭として存在感を示した。シーズン待つには、フランスのグラベルラリー選手権最終戦ラリー・テール・ド・ボクリューズに参戦し、総合2位フィニッシュを果たしている。この活躍が実を結び、今季も同選手権の開幕3戦に参戦するチャンスを得た。レッキと競技を同日に行う独特のフォーマットでも知られる選手権だが、同郷米国のレジェンド、故ケン・ブロックと長年組んできたアレックス・ゲルソミーノをコ・ドライバーに迎え、強豪ひしめく中で何度も表彰台に上がっている。
ロッセルは「ついにC3ラリー2からイプシロン・ラリー2HFインテグラーレに乗り換えるチャンスを得られて、本当にうれしい。開発チームの一員としてこの数カ月、このマシンに関わってきたので、シトロエンと比べてランチアがどこまで良くなっているかはかなり把握している。もちろん、シトロエンにもまだ十分な戦闘力があることは、僕たちが証明してきたけどね!」と意欲を語る。
「このような最高の環境で走る機会を与えてくれたステランティス・モータースポーツと2Cコンペティションには、心から感謝している。これからグラベル戦が続くシーズン後半をランチアで戦えることは、自分たちにとってこれ以上ない追い風となる。WRC2参戦はまだ2年目だが、これほど象徴的なブランド、そして素晴らしいコンストラクターに支えられるのは、特別なことだと感じている。
米国人として活躍しているドライバーが少ないWRC2参戦に挑むマーテルは「キャリアの新しい章をここから始められることに、心からワクワクしている。ラリー界で大きな価値を持つランチア、そしてステランティスの一員になれるなんて、本当に特別な気持ち」と喜びを語る。
「早くステアリングを握りたいし、いい走りができるという手応えもある。WRCは、自分のスキルが本物かどうかを試す最高の舞台になるはず。ラリーの頂点であるWRCで戦うことは、ずっと抱き続けてきた夢だった。ギリシャに加えて、フィンランドとサルディニアにも参戦する。いよいよ始まると思うと落ち着かないし、シリーズのベテランたち相手に自分たちがどこまで通用するのか、全力で準備して確かめたい。簡単ではないと思うが、この新しい挑戦と、そこから得られる学びのすべてが楽しみで仕方ない」
「これ以上ない最高のチームに支えてもらえることも、心強いです。2Cコンペティションとは素晴らしい関係を築けていて、自分のドライバーとしてのスキルを次のレベルに引き上げる上で、欠かせない存在となっている。米国に誇りを届けられるよう頑張りたい」
