雪室で寝かせた日本酒の蔵出し作業が羽後町で行われました。
雪国秋田の気候が育んだフレッシュな味に仕上がっています。
羽後町の山あいの集落の一角にある、シートで覆われた大きな塊。
冬の間に雪を高く積み上げて作った、天然の冷蔵庫、雪室です。
雫が落ちるほどひんやりとした雪室の中には、約1,700本の日本酒が貯蔵されています。
羽後町の田代地区にある菅原酒店では、豪雪地帯ならではの酒をつくろうと、32年前から地元の酒造会社に製造を委託してオリジナルの日本酒の雪中貯蔵に取り組んでいます。
29日は、2月下旬から貯蔵を始めた日本酒の蔵出し作業を行いました。
雪室の中は湿度が高く、温度が0度前後に保たれるため、貯蔵された日本酒は搾りたてのようにフレッシュですっきりとした口当たりに仕上がるということです。
店主と地元の人たちは、早速、蔵出ししたばかりの冷えた日本酒をグラスに注ぎ、今年の出来映えを確かめました。
「それでは乾杯!乾杯~。ありがとうございました~。どうも、どうも~。うめ~」
「さわやかだな~やっぱり切れ味もいいですね」
菅原酒店 菅原 弘助さん
「新酒の勢いと膨らみももちろんありますけれども、切れ味がいいなと思いましたね」「自分の足元にあるものがやっぱり宝物だなということをすごい感じるんで、雪の負荷を克服しようっていう気持ちもないと」「話に花を咲かせながら、楽しんで料理と一緒に飲んでいただければ」
毎年楽しみにしているファンも多いという、雪国秋田の気候が育んだ雪中貯蔵の日本酒。
雪室での貯蔵は8月まで続けられ、日本酒は菅原酒店のほか、道の駅うごなどで「七曲り峠」の銘柄で販売されます。
※5月29日午後6時15分のABS news every.でお伝えします
