~ 2026年7月31日(金)16時、大江能楽堂で成果発表会を一般公開 ~

京都芸術センター(京都市中京区)は、国内外から舞台芸術に関わる人々が集う伝統芸能トレーニングプログラム『Traditional Theater Training(トラディショナル・シアター・トレーニング、以下T.T.T.)』を今年も開催します。1984年の開始以来、継続的に実施されてきた本プログラムでは、約4週間にわたる集中した稽古を通して、身体表現を実践的に学びます。今年度は狂言と日本舞踊を主軸に、小鼓もオプションとして実施。成果発表会は、2026年7月31日(金)に大江能楽堂にて一般公開します。

Ⓒ大島拓也

第一線で活躍する講師陣による指導のもと、40年を超えて続く伝統芸能プログラム
『T.T.T.』は、1984年に外国人のための日本の伝統芸能体験として始まり、現在では国内外に開かれたトレーニングプログラムとして実施しています。演劇やダンスなど舞台芸術に関わる表現・研究活動に携わり、伝統芸能を学ぶ意欲を持つ方々を対象に、今年度はアメリカ、フランス、台湾、日本など複数の国・地域から、国籍や年齢を問わず多様な背景を持つ参加者約20名が集います。
指導には狂言の茂山千之丞氏、日本舞踊の若柳弥生氏をはじめとする第一線で活躍する実践者があたり、約4週間にわたる稽古を通して、所作や身体の使い方、間合い、舞台上での構えなどを段階的に学びます。短期的な体験にとどまらず継続して向き合うことで、伝統芸能に固有の身体性と精神性への理解、文化的な交流を目的としています。
最終日となる7月31日(金)には、大江能楽堂にて成果発表会を一般公開します。参加者による発表に加え、講師陣による実演も行い、伝統芸能の技法や身体表現の魅力を多面的にご覧いただけます。稽古を重ねた参加者の成果と講師陣の熟練の技をあわせてご覧いただける、見ごたえのある内容です。

概要

事 業 名: Traditional Theater Training(トラディショナル・シアター・トレーニング/T.T.T.)

日   程: 2026年7月1日(水)~ 7月31日(金)

開講コース: 狂言コース、日本舞踊コース(各計16回程度、1回あたり3時間、夕方~お稽古)、

【オプション】小鼓コース(計6回程度、午後~お稽古)

毎年、能・狂言・日本舞踊の内、2コースをローテーションで実施しています。

会   場: 京都芸術センター、大江能楽堂

講   師: 【狂言】茂山千之丞、鈴木実、山下守之 【日本舞踊】若柳弥生【小鼓】久田陽春子、高橋奈王子

定   員: 各コース8名程度
ディレクター・通訳: ジェーン・トレーナー、アドバイザー:ジョナ・サルズ
主   催: 京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
共   催: 独立行政法人国際交流基金京都支部(発表会会場使用料提供)
助   成: 劇場・音楽堂等機能強化推進事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業)│独立行政法人日本芸術文化振興会

スケジュール:

1) オリエンテーション 2026年 7月 1日(水)

カリキュラムや各コースの稽古内容についての説明、参加者同士の交流を行います。

2) ワークショップ 2026年 7月 2日(木)~ 7月 5日(日)

受講生は参加するコースにかかわらず、日本の伝統芸能を知るために、能・狂言・日本舞踊・小鼓ワークショップに参加します。

3) 稽古 2026年 7月 6日(月)~ 7月 30日(木)

各コースに分かれて稽古を行います。演目の習得だけではなく、稽古を通じて伝統芸能の持つ精神性を体感することも狙いの一つです。※ 祇園祭のため、2026年7月14日(火) ~ 7月16日(木)は実施しません。

4) 発表会 2026年 7月 31日(金) 16:00開演(15:30開場)/19:00終演予定

能舞台でトレーニングの成果を発表します。【観覧無料/予約不要 ※途中入退場可】

会場:大江能楽堂(京都市中京区)

各プログラムの詳細、講師プロフィールは公式サイトをご確認ください。

ウェブページ: https://www.kac.or.jp/events/20260731/

『Traditional Theater Training(トラディショナル・シアター・トレーニング)』とは

『Traditional Theater Training(トラディショナル・シアター・トレーニング/T.T.T.)』は、1984年にジョナ・サルズ(龍谷大学国際学部名誉教授)と茂山あきら(狂言師)により、外国人のための日本の伝統芸能体験プログラムとして始まりました。その後日本人にも門戸を広げ、2002年より京都芸術センターの主催事業として継続的に実施。第一線で活躍する伝統芸能の実践者による指導のもと、国内外から多様な参加者が集い、日本文化を軸とした伝承と交流の場となっています。

 


約4週間にわたる集中的な稽古を通して、表現への理解を深める

第一線で活躍する実践者による指導に加えて、海外で日本演劇を研究するディレクターや創設者の助言のもと、プログラムを実施します。短時間の体験にとどまらず、継続的に伝統芸能に向き合うことで、所作や身体の使い方、間合い、舞台上での構えなどを含めた実践的な理解を深めます。


稽古を重ねた参加者の成果と講師陣の熟練の技 ―多面的な伝統芸能を体感する能楽堂公演(一般公開)

約4週間の稽古を経て、参加者は大江能楽堂にて一般公開の公演を行います。実際に伝統的な舞台に立つ経験を通して、参加者自身が伝統芸能の本質に触れる機会となります。また、講師陣による実演も交えた構成とすることで、来場者にとっても多面的に伝統芸能を体感できる場となり、古典芸能への理解と継承につながります。


多様な参加者が時間を共有し、日本の伝統芸能を通した気づきを持ち帰る

国籍や専門分野の異なる参加者が同じ稽古場で継続的に時間をともにすることで、互いの違いや価値観に触れながら理解を深めていきます。そうした積み重ねが文化的な交流を育み、それぞれの国や地域における新たな芸術表現や研究の発展へとつながります。



京都芸術センター
京都芸術センターは、芸術文化の振興を目的に2000年4月に開設されました。若い世代を含む多様な芸術家の制作支援を軸に、芸術文化に関する情報発信や、芸術家と市民の交流促進に取り組んでいます。芸術家が創作活動を行い、その成果を発表するための制作室の提供をはじめ、展覧会、演劇、ダンス、音楽、伝統芸能などの公演やワークショップを実施。芸術家の発掘・育成や伝統芸能の継承、国内外の芸術家を受け入れるアーティスト・イン・レジデンス事業にも力を注いでいます。これらの活動を通じ、京都における都市文化創造の拠点として、芸術の新たな価値を社会に開く場づくりを進めています。

京都芸術センター外観 ©高野友実

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