2026年5月21日の主要経済指標と為替への影響

更新日時:2026年5月20日 19:20

本記事では、2026年5月21日に発表される主要な経済指標をFXトレーダー向けにわかりやすくまとめています。発表時間・市場予想・注目ポイント・為替への影響を短時間でチェックできます。

※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。

※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。

オーストラリア 4月 雇用統計<10:30発表>
指標概要

オーストラリアの雇用統計は、豪準備銀行(RBA)の金融政策判断に直結する最重要指標のひとつです。特に新規雇用者数は労働市場の強弱を示し、失業率は需給バランスを測る基礎データとして注目されます。RBAはインフレ再加速や賃金インフレへの警戒を強めており、雇用の強弱は追加利上げの有無や高金利政策の継続期間を判断するうえで重要です。

発表予定

4月 新規雇用者数
前回:+1.79万人 / 予想:+1.50万人

4月 失業率
前回:4.3% / 予想:4.3%

注目ポイント

4月の雇用統計では、中東情勢の悪化や原油高による企業心理の冷え込みが、雇用需要にどの程度影響しているかが注目されます。RBAはインフレ再加速への警戒を強めており、雇用の強弱は追加利上げの有無や高金利政策の継続期間を判断するうえで重要です。

同時に、失業率が4.3%を維持できるかも重要です。失業率が上昇すれば労働需給の緩みが意識され、追加利上げ観測が後退しやすくなります。豪ドルには下押し圧力がかかる可能性があります。

市場への影響
強い結果(予想上振れ)

RBAの追加利上げ観測や高金利長期化観測が強まり、豪ドルは上昇しやすい。

予想どおり

反応は限定的で、次の材料(CPIやRBA会合)へ関心が移る。豪ドルはレンジ内の動き。

弱い結果(予想下振れ)

労働需給の緩みが意識され、追加利上げ観測が後退しやすい。豪ドルは下落しやすい。

ユーロ圏・イギリス 5月 PMI(速報値)
指標概要

PMI(購買担当者景気指数)は、製造業・サービス業の景況感を最も早く示す先行指標であり、景気の転換点を捉えるうえで欠かせないデータです。50が景気の拡大・縮小の分岐点となり、50を上回れば拡大、下回れば縮小を示します。

発表予定
ユーロ圏(17:00)

5月 製造業PMI(速報値):前回 52.2 / 予想 51.8
5月 サービス業PMI(速報値):前回 47.6 / 予想 47.7

イギリス(17:30)

5月 製造業PMI(速報値):前回 53.7 / 予想 53.0
5月 サービス業PMI(速報値):前回 52.7 / 予想 51.7

注目ポイント

ユーロ圏では、製造業が50超を維持すると見られるものの、景気の持ち直しのスピードが減速するか注目されます。一方、サービス業は依然として50割れの縮小圏にあり、47台からどこまで改善できるかがポイントです。

イギリスでは、製造業・サービス業ともに4月から低下が予想されています。下振れすれば景気減速懸念が強まり、BOEの引き締め継続観測が和らぐことで、ポンドの重しとなる可能性があります。ただし、価格指数が強ければインフレ警戒が残り、反応は一方向になりにくい点にも注意が必要です。

市場への影響
強い結果(予想上振れ)

景気回復期待が高まり、ユーロ・ポンドは上昇しやすい。

予想どおり

市場の反応は限定的。次の材料(ECB・BOE会合、インフレ指標)へ関心が移る。

弱い結果(予想下振れ)

ユーロ・ポンドは下落しやすい。

アメリカ 5月 PMI(速報値)<22:45発表>
指標概要

アメリカのPMIは景気の先行指標として市場の注目度が高く、特にサービス業は米経済の大部分を占めるため、サービス分野のPMIは注目されます。50が景気の拡大・縮小の分岐点となり、50を上回れば拡大、下回れば縮小を示します。

発表予定

5月 製造業PMI(速報値):前回 54.5 / 予想 53.5
5月 サービス業PMI(速報値):前回 51.0 / 予想 51.0

注目ポイント

製造業PMIは前回54.5から53.5へ低下予想となっており、依然として拡大圏を維持できるかが焦点です。一方、サービス業PMIは前回と同じ51.0が予想されており、横ばいで推移すると予想されています。中東情勢の悪化や原油高、供給制約によるコスト増が、企業の価格転嫁姿勢にどの程度表れているかが注目されます。

市場への影響
強い結果(予想上振れ)

景気の底堅さや価格転嫁の流れが見られれば、ドルは上昇しやすい。

予想どおり

市場の反応は限定的で、次の材料(米CPI、FOMC)へ関心が移る。ドルはレンジ内の動きが中心。

弱い結果(予想下振れ)

成長減速と同時にインフレ観測が緩和すれば、ドルは下落しやすい。

5月21日の主要経済指標一覧

時刻

経済指標・イベント
前回
予想

7:45
ニュージーランド
4月貿易収支
6.98億NZドル

8:50
日本
4月貿易統計(通関ベース、季調前)
6670億円
-453億円

8:50
日本
4月貿易統計(通関ベース、季調済)
907億円
-2143億円

8:50
日本
前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
1兆6407億円

8:50
日本
前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
1兆4375億円

8:50
日本
3月機械受注(前月比)
13.6%
-8.6%

8:50
日本
3月機械受注(前年同月比)
24.7%
0.3%

10:30
オーストラリア
4月新規雇用者数
1.79万人
1.50万人

10:30
オーストラリア
4月失業率
4.3%
4.3%

16:15
フランス
5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
52.8
52.4

16:15
フランス
5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
46.5
46.6

16:30
ドイツ
5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
51.4
51.0

16:30
ドイツ
5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
46.9
47.0

17:00
ユーロ
3月経常収支(季調済)
249億ユーロ

17:00
ユーロ
5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
52.2
51.8

17:00
ユーロ
5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
47.6
47.7

17:30
香港
4月消費者物価指数(CPI)(前年比)
1.7%
2.0%

17:30
イギリス
5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
53.7
53.0

17:30
イギリス
5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
52.7
51.7

18:00
ユーロ
3月建設支出(前月比)
-0.2%

18:00
ユーロ
3月建設支出(前年同月比)
-1.9%

21:30
アメリカ
前週分新規失業保険申請件数
21.1万件
21.0万件

21:30
アメリカ
前週分失業保険継続受給者数
178.2万人

21:30
アメリカ
5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
26.7
18.3

21:30
アメリカ
4月住宅着工件数(年率換算件数)
150.2万件
140.5万件

21:30
アメリカ
4月住宅着工件数(前月比)
10.8%
-5.5%

21:30
アメリカ
4月建設許可件数(年率換算件数)
136.3万件
137.5万件

21:30
アメリカ
4月建設許可件数(前月比)
-11.4%
2.7%

22:45
アメリカ
5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
54.5
53.5

22:45
アメリカ
5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
51.0
51.0

22:45
アメリカ
5月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
51.7

23:00
ユーロ
5月消費者信頼感(速報値)
-20.6
-20.6

詳細は外為どっとコム 経済指標カレンダー

 

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

Share.