津堅島で126センチ32・4キロのガーラを釣った山内啓輔さん=4日

津堅島で126センチ32・4キロのガーラを釣った山内啓輔さん=4日

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公開日:2026年5月23日 11:00更新日:2026年5月23日 12:14

沖縄の釣り情報[有釣天]

 5月の大型連休を利用して2泊3日の離島遠征を計画した山内啓輔さん。狙うのはうるま市の自宅に近い津堅島に潜む超大型のガーラだ。水深が浅く面積も小さな島では、超大型魚をターゲットにする釣り人も限られ、ライバルの少ない穴場となる。

 同行する釣り仲間の先輩は、以前に島で大型ガーラを掛け、日中の砂浜での格闘中に取り逃がした。実際に存在が確認されたビッグターゲットを本命に、夜の時間帯はタマンも視野に入れて2人で計6本の竿(さお)を出すこととした。

 2日、午後の便に車を乗せて15分ほどで現地へ。以前にガーラが現れた場所に近いフェリー着き場に決定。岩場を利用して竿受けを固定、餌は持参した冷凍イカやタコと、現地のちょい投げで確保した小魚も加えて、強度のあるタマン専用竿など6本の仕掛けを並べてスタートした。

 夕マズメから翌朝までアタリはなく初日は空振り。午後8時と翌朝7時の最満潮にかけても思わせぶりな反応も皆無だったので、切り替えが必要との判断から場所移動を決断。ただ、過去に本命が現れた場所から大きく離れる必要もないため、さほど離れていない位置に釣り座を構えた。しかし2日目も同様の結果となり、残されたのは、最終日の帰りのフェリーまでの数時間となった。

 翌4日、午前8時の最満潮は潮位200センチ近い、今回の釣行で最もヒットが期待できる最終にして最大のビッグチャンス。しっかりと餌の交換も済ませると、予報で告げられた低気圧を伴う薄暗い雲が接近。間もなく雨が降り出し、明け方の肌寒さで意図せず浅い眠りに落ちていた。

 午後6時、車から降りて山内さんが竿回りを再確認すると、再び車に乗った瞬間、大物竿が曲がった。先輩を起こしてから竿に駆け寄り、竿を一気に振り上げてフッキング。一段スピードを上げて沖に逃げ去る魚を注視しながら、徐々にラインテンションを高めてプレッシャーを加えた。

 比較的足場の良い護岸を並走すること50メートル。25分間の格闘の末、すっかり体力を使い果たした126センチ32・4キロのガーラを取り込んだ。(釣りPower・名嘉山博)

沖縄の釣り情報 有釣天

 



なかやま・ひろし 1976年生まれ。沖縄市安慶田在住。コザ中学時代から泡瀬周辺での釣りやバドミントンに熱中する。将・・・

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