中国の新興電気自動車(EV)メーカー「零跑汽車(LeapMotor=リープモーター)」はこのほど、2026年1~3月期決算を発表した。販売台数は11万台を超え、このうち輸出台数は約4万台と前年同期比442%増となった。売上高は同7.98%増の108億2000万元(約2500億円)だった。
一方、粗利益率は前年同期の14.9%から9.4%へ急低下し、自動車事業の粗利益率も約7%にとどまった。研究開発費の増加もあり、親会社株主に帰属する純損益は3億9000万元(約230億円)の赤字となり、これまで続いていた黒字基調は途切れた。
中国EV「リープモータ」、初の通期黒字を達成 新興勢トップに躍り出た「65%内製化」の底力
経営陣は、2026年通年で販売台数100万台、純利益50億元(約1200億円)という目標を維持するとした一方、下半期が正念場になるとの認識をにじませた。原材料価格の上昇、業界内の価格戦争、海外市場の不確実性などがリスクになり得るという。同社の今年4月の販売台数は7万台の大台を突破し、自らが保持していた新興EVメーカーの月間販売記録を更新した。
中国新興EV26年4月販売:リープモーターが7万台超で別格の首位、2位の理想と2倍以上の差
リープモーターは、欧州自動車大手ステランティス・グループのブラジル工場の生産能力を活用する計画を進めており、南米市場での現地化を図る。
また、ステランティス傘下のOpel(オペル)は、スペイン工場でリープモータの電動SUV「B10」と同じ生産ラインを用いて車両を生産する計画だ。2027~2028年にオペル車が市場に投入された後、同社の業績(売上高)に寄与する見通しだ。
2700万台で世界首位、でも黒字メーカーは5〜6社——中国車「覇権」の虚と実【再掲】
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
