ビジネスや金融、時代のキーパーソンに話を聞く番組「CROSS DIG 1on1」。
今回のテーマは「アメリカ・イラン合意は成立するか」です。
ゲストの齊藤貢元駐イラン大使(関西学院大学客員教授)が「米=イラン交渉・5つの提案」を解説します。現状「合意成立の確率は60%」あるものの、「悪魔は細部に宿る」。米=イランは双方、交渉を壊すつもりはないが、細部を詰めていくと、合意か決裂かの分岐点が出てくるそうです。例えばトランプ大統領は「高濃縮ウランの第三国搬出」を提案しましたが、モジタバ最高指導者は「国外に出さない」と否定しました。ただイラン側は「国外搬出の代わりにIAEA監督下で希釈するという変化球」でメンツを守りつつ着地を探る可能性もあり、テクニカルな「詰め」が交渉の可否を分けるといいます。また、イランには「頭が良すぎるが故に調子にのって失敗すること」があり、ホルムズ海峡問題でイランが欲張りすぎると話が壊れることもあるとか。さらには、今回トランプ氏が5つの提案を行った背景には米中首脳会談があり、習近平国家主席が一定の影響力を行使したことから、トランプ氏の姿勢が軟化した可能性に言及。そのほか「サウジ・UAE分裂の鮮明化」と「パキスタン軍8000人のサウジ派遣の意味」「イラン政府デモにヒジャブなしの女性が現れた謎」など、本日も最新の知見と分析をお伝えします。いつも御覧いただきありがとうございます。
◆出演◆
齊藤貢(関西学院大学客員教授)
一橋大学社会学部卒業、外務省入省。外務省国際情報課長や在アラブ首長国連邦日本国大使館公使、内閣官房内閣審議官等を経て、2012年在タイ日本国大使館公使。2015年駐オマーン特命全権大使。2018年駐イラン特命全権大使。2020年、外務省を退官。専門はペルシャ湾情勢、危機管理。
豊島歩(TBS解説委員)
◆収録日◆
2026年5月22日
