県内各地で、ことしもクマの目撃が相次いでいます。
特にことしは市街地での目撃も目立っています。
なぜ、増えているのか、県の担当者に取材しました。
20日の秋田市大町地区です。
田村修アナウンサー
「探してクマがすぐ見つかるわけではありませんが、いずれ山ではない完全な市街地です。過去にもこの旭川沿い、この周辺のエリアでクマが目撃されています。いずれ本当の山という山からはもう2キロ以上離れていますのでクマが現れたというのは本当に異常な感じがします」
このエリアでは、県のツキノワグマ等情報マップシステム「クマダス」に、19日夜から20日朝にかけてクマの目撃の情報が10件寄せられています。
ほかにも相次ぐ目撃。
人に気づいても動じない様子のクマに。
住宅地を堂々と移動するクマも。
目撃件数を去年と比較してみました。
ことし4月1日から5月19日までの秋田市での目撃は288件。
去年の同じ時期と比べると4倍以上に。
特に、市街地での目撃が急増したことが分かります。
クマの市街地出没や目撃増加は県全体の傾向で、県ではその理由をこう推測しています。
自然保護課 柏倉誠課長
「今春に来ている個体という意味で言うとやはり、昨年の冬から人里に住み着いてしまって、里に来ると何か食べ物があるとそういったことで市街地の方に出てきているという可能性はあると思います」「子グマとかであれば、通常親グマと一緒に今、里に出てきて、そのあと親グマと一緒に山に戻っていくこともあると思いますけれども、例えば昨年、親グマだけ捕獲されて子グマが人里に残ったという場合にはその子グマは 山に帰るすべを知らないという事で人里近くで居ついてしまうということもあったと思います」
クマダスへの登録者は4月1日時点でのべ約3万3,000人で、去年4月から5倍以上に増えていることも目撃件数の増加につながっているとみられます。
昨年度、全国で最も多い2,900頭近い捕獲をした秋田県。
それでも市街地での目撃は続いています。
ある猟友会の会員は「山に入ってクマを見かける頻度が、ここ数年で非常に増えた、感覚的に、全体として増えている」と話しています。
県は、音の鳴るものを携帯し、複数人で歩くなど市街地でも基本的な対策を心がけるよう呼びかけています。
※5月20日午後6時15分のABS news every.でお伝えします
