
© Itala
92年の時を経てItalaが復活。グランツーリスモではなく、GACプラットフォーム上に作られた170馬力のクロスオーバーで、元フェラーリのロベルト・フェデリが煮詰めた。
イタリアのItalaブランドが、92年ぶりに復活した。だが第一弾の現代車として用意されたのは、オールドスクールなグランツーリスモではなく、全長4.4メートルのクロスオーバー「Itala 35」 — GAC Trumpchi GS3を仕立て直した一台だ。
プロジェクトを手掛けるのはDR Automobiles。同社は約20年にわたり、中国車にリバッジを施してヨーロッパで販売してきた。技術面を仕切るのは、響きのある名前だ。元フェラーリのテクニカル・ディレクター、ロベルト・フェデリが適応開発を統括している。イタリアのメディアによれば、フェデリはサスペンションのチューニングを担当し、Italdesignがエクステリアを手直しし、内装は赤革とアルカンターラ、そして上位の素材を前面に押し出して作り直された。
ボンネットの下には、170馬力・270 Nmを発生する1.5リッターのガソリンターボエンジン。価格は約3万5000ユーロが見込まれている。買い手にとってこれは、新しいバッジを付けた安い中国車ではない。馴染みのあるプラットフォームを、イタリアン・デザインとセッティング、そして歴史ある名前で売り込もうという試みだ。

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Itala自身はかつて、1907年の北京 — パリレースでの勝利で知られた。今後このブランドは、もう一つの復活ネームと並んで生きていくことになる — マセラティ兄弟が創設し、1947年から1967年まで存在したOscaだ。ItalaとOscaのため、ディーラー50拠点の開設が計画されており、第一号店はトリノに置かれる。
DRは、Macchia d’Iserniaに新設する二つの生産拠点に5000万ユーロを投じる。同地ではすでに中国車をCKDキットから組み立てている。約500人の雇用が約束されている。
この物語の最もちぐはぐな点は、看板と中身のギャップだ。Italaは博物館の伝説としてではなく、新しいヨーロッパのビジネスモデルとして戻ってくる。中国製のベース、イタリア流の煮詰め、そして車に情感を与えるはずの古いブランド名——その組み合わせだ。
