
10日ぶりに再開したフェリー屋久島2の乗り場に列を作る車両=8日、鹿児島市の鹿児島新港
燃料タンクの損傷による発電機故障で一時鹿児島湾に漂流し、4月下旬から運休していたフェリー屋久島2(全長122メートル、3392トン)が8日午前、運航を再開した。乗船した観光客らは「やっと旅行ができる」「仕事に行けてひと安心」と安堵(あんど)の表情をうかべた。
午前8時前、鹿児島市の鹿児島新港のフェリー乗り場では、キャリーバッグを引いた観光客らが次々と乗船。トラックやバイクなどの車両を積み込む姿もみられた。
トラックで屋久島に向かった川畑成也さん(53)は同日から土木関係の仕事が入っていた。「間に合ってよかった。これ以上再開が遅れていたら仕事をずらさなければいけなかった」と胸をなで下ろした。大分から観光で訪れた吉長あゆさん(52)は「4月下旬に行くはずだったが、何度も旅程を変更する羽目に」とこぼしながら「待ちわびたトレッキングを楽しみたい」と笑顔を見せた。
フェリーは4月28日午前、垂水沖で発電機が故障しエンジンも停止した。鹿児島港で穴が空いたタンクの補修など修理を続け、7日、鹿児島運輸支局の検査に合格した。
