速くて強くてうまい大器。
大宮での“リスタート”
尾崎優成は、速くて強くてうまいCBだ。
果敢な攻撃参加、精度の高いビルドアップ、試合の流れを読む戦術眼も兼ね備える。
神戸U-18所属だった16歳のときに2種登録選手となり、17歳でトップ昇格内定。年代別日本代表にも選出されて、プロ2年目の2023年にはJリーグデビューを果たし、J1優勝も経験した。
愛媛と秋田でプロでの場数を踏み、迎えた今季、神戸からの3年連続となる育成型期限付き移籍で大宮の一員となった。
沖縄キャンプで潜在能力の高さを証明し、開幕スタメンも期待された。しかし、左太腿を痛めて長期離脱となってしまう。それでも本人は「苦しい時期のほうが長かったですが、そのぶんいろいろ考えられました。有意義に使えた3カ月でした」と、前向きに語る。
ケガを治して大宮デビューを飾ったのは、第12節の藤枝戦。公式記録では1分のみの出場だったが、仲間を鼓舞しながら守備陣を引き締め、PK戦での勝利に貢献した。
「あそこで自分が入って、一番良くないのは失点すること。後ろの選手としては、チームを前に前に意識づけする声かけとか存在感が大事だと思います。そのあたりは、引き続き見せていきたいです」
第13節の甲府戦は悔しい結果に終わり、前節の福島戦はメンバー外となったものの、「ケガをする前よりも良い状態で復帰させてくれたスタッフや家族」への感謝を忘れず、勝利での恩返しを誓う。帰ってきた尾崎は、間違いなく大宮の力となる。
(粕川 哲男)
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