トップニュースエスワティニ訪問の台湾・頼総統が国王ムスワティ3世と会談、「いかなる国も台湾を阻む権利ない」
エスワティニを訪問した台湾の頼清徳総統(左)と、共同声明に署名した国王ムスワティ3世(右)。(頼総統のフェイスブックより)
台湾の頼清徳総統は当初、4月22日にアフリカの国交樹立国、エスワティニ王国を訪問する予定だったが、中国の圧力により周辺国が領空通過許可を取り消したため、中止に追い込まれたと報じられた。しかし、2日夜、頼氏が突如としてエスワティニに到着したことが判明し、各界に衝撃が走るとともに国民が関心を寄せている。これを受けて頼氏は3日、自身のフェイスブックを更新し、エスワティニ到着直後から休む間もないスケジュールをこなしていると報告。栄誉礼による歓迎式典に出席したほか、エスワティニ国王・ムスワティ3世と首脳会談を行ったと明らかにした。
会談の中で頼氏は、ムスワティ3世の熱心な招待と全面的な支援により、訪問団を率いてエスワティニを訪問することが可能になったとして心からの感謝を表明。公式の祝賀式典からは数日遅れたものの、訪問団は台湾国民からの祝意を携えて来たと説明し、国王の58歳の誕生日、即位40周年、そして両国の国交樹立58周年を祝福したという。
さらに頼氏は「中華民国台湾は主権国家であり、『世界の台湾』である」と強調し、いかなる国にも台湾が世界に貢献するのを妨げる権利はなく、またそうすべきではないと主張した。同時に、ムスワティ3世がエスワティニ王国を率いて長年にわたり国際社会で台湾のために正義の声を上げ、共に歩んできたことに改めて謝意を示した。また、国王と共同声明に署名したほか、両国間の「税関相互協力協定」の締結に立ち会ったことも明かした。これにより貿易手続きの簡素化や双方の企業のビジネス展開を支援し、両国の経済・貿易協力に新たな推進力をもたらすと述べた。

頼清徳総統(右)は2日、国賓としてエスワティニに到着。国王ムスワティ3世(左)は軍のパレードで頼氏の訪問を歓迎した。(頼総統のフェイスブックより)
「台湾とエスワティニの58年にわたる強固な友好関係を深め、手を携えて世界へ向かい、世界にさらなる貢献をなしていく」と述べた頼氏は、過去58年間、両国は貿易にとどまらず、食料安全保障、職業訓練、女性のエンパワーメント、公衆衛生・医療などの分野で協力を深化させてきたと指摘。現在エスワティニでは、台湾の技術協力チーム(技術団)が共同で栽培したグアバ、ドラゴンフルーツ、イチゴやティラピアを食すことができ、一方の台湾でもエスワティニ産のチリソース、マルーラオイル、精巧な工芸品を購入できると説明した。
頼氏は、これらの交流は単なる協力の成果にとどまらず、両国国民の生活が結びついている証左であると指摘。台湾とエスワティニはまさに一つの家族であり、今後は互いに支え合い、両国の友好関係をいつまでも色あせないものにし、共に世界にさらなる貢献をしていきたいとの考えを示した。最後に「今後の訪問日程でも、引き続き両国の協力の成果を視察する予定だ。私のSNSに引き続き注目してほしい」と呼びかけた。
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