
【Bリーグ】大崎裕太(A千葉)
実業団からB1へ“ゼロからの挑戦”の証明
実業団からスタートし、プロの舞台へ。
ゼロから積み上げてきた挑戦を、B1の舞台で語った。
茨城県出身、1994年6月1日生まれの大崎裕太(31歳)。177cmのPG/SGとしてプレーする。青山学院大学を経て、実業団からキャリアをスタートさせ、信州ブレイブウォリアーズ、アルティーリ千葉と歩みを重ねてきた。
高校最後の夏、インターハイベスト16、そしてU18日本代表入り。渡邊雄太や馬場雄大らとともに出場した第22回FIBAアジアU18選手権ではベスト4入りを果たすなど、確かな実績を残した。
しかし、青山学院大学では際立った結果を残すことができず、どのクラブからも声はかからなかった。
それでもバスケットへの想いは消えず、新生紙パルプ商事株式会社に進み、会社員として働きながら競技を続ける道を選んだ。
そこから道は再び開ける。
B2信州ブレイブウォリアーズから声がかかり、プロの世界へ。信州のB1昇格に大きく貢献すると、その後B2のアルティーリ千葉へ。チームとともに歩み、B1昇格を成し遂げ、現在に至る。
今シーズン最終戦の後、大崎に話を聞いた。

J:今シーズンが終了し、Bリーグ10年の節目を迎えました。実業団からプロバスケを目指し、信州、A千葉で挑戦してきたことについて教えてください。
大崎
「B1で戦うところまで来られて良かったです。
挑戦して本当に良かったと思っています。実業団からの挑戦は本当にゼロからなので、苦しいことや悔しいことがたくさんありましたが、それを乗り越えることができて良かったです。
実業団でやっていた時に、どうしてもトップレベルでバスケットをやりたいという想いが強くあって、不安もたくさんありましたが、挑戦しました。
その裏には、家族のサポートがすごくありがたかったです。本当にサポートがあったからこそ、そのためにも絶対に頑張ろうという想いで前に進んでこられました。」
J:A千葉では入替戦もあり、悔しい年もありましたね。
大崎
「本当にあの時は悔しくて……悔しかったですね。だからこそ、こうやってB1で今シーズンプレーできたことは本当に良かったです。昇格できなかったことで、人間的にもバスケット的にも大きくなれたんだと思っています。」
J:最終戦の千葉ジェッツ戦、渡邊雄太選手とはどんな会話をされていましたか?
大崎
「雄太とはU18で日本代表として一緒にプレーしていたので、コートで見かけて自分から声をかけていました(笑顔)。
彼は大学からアメリカに挑戦してNBAで活躍して、自分はこうやって違う形で挑戦してコートで戦うことができていて、縁があるし良かったなと思っています。」
J:大崎選手が信州から始まった年もインタビューさせてもらい、こうやって今、自身で挑戦の証明をされています。挑戦する人たちにメッセージをもらえますか。
大崎
「自分の場合は、挑戦することができて本当に良かったです。今のバスケットではいろんな形で挑戦することができると思いますが、どんどんレベルも上がるし、もっともっと厳しいことも起きると思います。
でも、バスケットをやりたい、挑戦したいという気持ちを大事にして頑張ってほしいです。」
J:新たなBリーグになりますが、まだまだ挑戦する大崎選手を見られますね。
大崎
「はい(笑顔)。
自分自身もここからさらに挑戦していきたいと思っています。」
Jbasket視点
実業団からスタートし、ゼロから積み上げてきたキャリア。昇格を逃した悔しさも、挑戦を続けてきた時間も、昇格後の経験も、そのすべてが今の大崎を形づくっている。それぞれの道でバスケットに向き合い、再び同じコートに立つ。渡邊雄太との再会が象徴するように、挑戦の形は一つではない。
Bリーグは新たなフェーズへと進む。
その中で、大崎の挑戦はこれからも続いていく。積み重ねてきた経験と歩みを力に、大崎は次のステージでも前に進み続ける。
キャリア
大崎裕太
1994年6月1日(31歳)
茨城県つくば市出身
身長/体重:177cm/77kg
ポジション:PG/SG
所属:アルティーリ千葉
市立柏高校(千葉)
青山学院大学(2014–2017)
新生紙パルプ商事(2017–2018)
信州ブレイブウォリアーズ(2018–2022)
アルティーリ千葉(2022–現在)
関東大学選抜キャプテン
U18日本代表(2012)
B2優勝(信州ブレイブウォリアーズ)
2018–2019/2019–2020



