アルゼンチンからカーボベルデへ出航したクルーズ船でのハンタウイルスの疑いが発生したため、3人が死亡し3人が病気になり、そのうち少なくとも1人は集中治療室に入院しています。犠牲者の3名はすべてオランダ人で、1組(セントヘレナ島で亡くなった70歳の男性と、クルーズが南アフリカに緊急寄港した後ヨハネスブルグの病院で亡くなった69歳の女性)ともう一人のオランダ人です。英国国籍の69歳もヨハネスブルグで集中治療室にいると BBCが報じました。

オランダを拠点とするクルーズ「MV ホンディウス」は現在カーボベルデの首都に停泊しており、約150名の乗客が乗っており、その中にはスペイン人10名も含まれています。

被害者の少なくとも一人と入院中の英国人男性は、 ハンタウイルスに感染していることが確認されています。この病気はインフルエンザ様の症状から始まりますが、肺や腎症候群を引き起こすことがあり、肺に液体が溜まった肺症候群の致死率は約40%から45%です。 そして既知の治療法もありません。

ハンタウイルスは齧歯類から発生するウイルスの一科で、感染は通常、齧歯類の尿、排泄物、唾液から空気中に広がることで起こります。これは換気のないキャビンや小屋のような密閉空間で起こります。世界保健機関によると、人から人への感染も起こり得ますが、非常に稀であり、症状のある患者との接近・直接接触の場合に限られます。

アルゼンチンではハンタウイルスの流行が複数記録されており、クルーズの乗組員が感染したと考えられています。 スペインの保健大臣によると、2025年には北米および南米(アルゼンチン、ブラジル、ボリビア、チリ、アメリカ合衆国、パナマ、パラグアイ、ウルグアイ)で229件のハンタウイルス性肺症候群の確認例があり、59人の死者が出ており、致死率は約26%に達しています。有名な俳優 ジーン・ハックマンの妻、ベッツィ・荒川はこの病気で亡くなりました。

ハンタウイルスの疑い発生で、アルゼンチンからカーボベルデへのオランダクルーズで3人が死亡、3人が病気になるNancy Pauwels / Shutterstock

Share.