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メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2026年4月24日16時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

カナダドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週のカナダドル/円は1カ月半ぶり高値へ上昇

 週初20日に116.00円付近で取引が始まると、中東情勢の悪化を受けて原油価格が上昇する中、116.40円台まで強含みました。この日発表されたカナダ3月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.4%と2月の+1.8%から伸びが加速しました。21日にはトランプ米大統領がイランとの停戦の期限を延長したにもかかわらず原油価格が高止まりしたため116.80円台まで続伸。日銀が4月の利上げを見送る公算だと相次いで報じられたこともカナダドル高・円安を後押ししました。23日には116.90円前後まで上値を伸ばして先月13日以来の高値を付けるなど堅調推移が継続。米国とイランの停戦については楽観的な見方が増えているものの、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行再開には目処が立っていないだけに、原油価格が高止まりしています。そうした中、資源国通貨のカナダドルが買われやすい一方、資源輸入国通貨の円が売られやすい流れが続きました。

今週のカナダドル/円の注目ポイントはカナダ中銀

 今週29日、カナダ中銀(BOC)が政策金利を発表します。市場予想は据え置きの見方でほぼ一致しており、金利は5会合連続で2.25%に維持される見通しです。なお、BOCは利下げサイクルをすでに終えており、次の一手は利上げ利上げになるとの見方も市場で広く共有されています。利上げ開始時期をめぐっては最短で7月、遅くても12月と見られています。カナダの3月総合CPIは加速しましたが、コアCPIは前年比+1.9%と予想外に鈍化しており、BOCが利上げを急ぐ必要性は薄いと言えるでしょう。もっとも、中東紛争の影響で4月以降は総合CPIの上振れが避けられない見通しだけに、コアCPIにも上昇圧力が及ぶことが懸念されます。29日は、BOCのインフレ見通しと利上げに対するスタンスに注目が集まりそうです。カナダドル/円は先月9日に117.20円前後まで上昇する場面がありました。仮にBOCの利上げ前倒し観測が強まるようなら、この水準を超えて1年9カ月ぶりの高値圏に突入する可能性もあるでしょう。

 

今週のカナダドル/円の見通し

予想レンジ
115.200-118.000円
基調
上値試し

今週の注目ポイント
☆ 4/29 カナダ中銀政策金利
・原油価格、主要国株価

 

カナダドル/円(TRY/JPY) FX為替レート・チャート

 

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株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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