2026年4月24日 15:55

文科省による調査(16時頃)
沖縄県名護市辺野古の沖合で小型船2隻が転覆し、同志社国際高校の生徒らが死亡した事故で、24日文部科学省が、学校法人同志社(京都市)を訪れました。学校法人の運営のあり方や、平和学習の内容などについて直接聞き取りを行うということです。
先月16日、沖縄県の辺野古沖で、小型船2隻が転覆した事故では、平和学習のため沖縄を訪れていた、同志社国際高校の生徒18人と乗員3人が海へ投げ出され、高校2年生の武石知華さんと船長の金井創さんが亡くなり、生徒14人がけがをしました。
この事故をめぐっては、文部科学省はこれまで、京都府を通じて書面での事実確認などを行ってきましたが、このたび直接学校法人を訪問し聞き取りを行うことを決めました。書面でやり取りが不十分であるとみられ、学校法人としての管理運営などさらなる確認が必要だとしています。
文部科学省は「学校側の安全確保に向けた取り組みの不備や事前の下見などの欠如、保護者への説明不足、引率体制の不備などについては把握している」としていて、現地では、学校における安全確認のより詳細な状況を確認するほか、研修旅行や教育活動の状況、学校法人同志社としての対応などについても確認するとしています。
■遺族が悲痛な思いを発信 市民団体からは謝罪なし
この事故を受けて、亡くなった武石知華さんの遺族が、インターネット上の発信サイト「note」で、自らが見聞きした事故前後の経緯や、学校などの関係者とこの船を運営していた市民団体「ヘリ基地反対協議会」への不信感などを発信しています。
転覆した2隻の小型船は普段、基地移設への抗議船として使われているものでした。学校は説明会などで、抗議船に乗ることは「生徒らに十分伝わっている」と主張していましたが、これまでの遺族の投稿では、「抗議船に乗ることは全く知らなかった」「綺麗な珊瑚礁を見る方が楽しそう。彼女にとっては、ただそれだけの純粋な選択でした」などと、学校側が抗議船に乗ることを伝えていなかった点などを指摘しています。
さらに最新の投稿では、事故後に沖縄を訪れた際の経緯について触れ、ホテルのスタッフや海上保安庁の関係者らへの対応を感謝するとともに、学校やツアー会社から真摯な対応を受けたことを綴っています。
一方、今月17日時点で遺族に対して、「ヘリ基地反対協議会」の関係者や乗組員からは、謝罪や面会の可否などの直接の問い合わせなどが一切ないことを明かし、「私はこれを、どう理解すれば良いのでしょうか。」と締めくくっています。
最終更新日:2026年4月24日 18:37
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