
展覧会概要
宮城県美術館は今年、開館45周年を迎えます。開館当初、約700点だったコレクション(所蔵品)は、現在では約7,000点となりました。日本美術では、地域の美術に目を向けながら、それらを近現代美術の歴史の中で捉え直せるよう、宮城・東北ゆかりの作家の作品、ならびに日本の近現代美術史の指標となる作家の作品を収集しており、海外美術では、抽象絵画の先駆者であるカンディンスキーやクレーをはじめ、ドイツ表現主義を中心とした作品を収集しています。ドイツ表現主義は日本の近代美術にも重要な影響を与えており、当館のコレクションは地域から世界へとつながる広がりをもって形成されてきました。
明治時代、ウィーン万国博覧会への出品を契機に「美術」という日本語が誕生しました。当館のコレクションは明治以後、すなわち「美術」の時代の作品を対象としています。近代化やグローバル化により世界が目まぐるしく変化するなか、人々は美術の力に魅了され、多様な美術表現を生み出してきました。本展覧会では、選りすぐりのコレクションを全館で展示し、時代とともに変化する近現代美術のダイナミズムとその醍醐味をご紹介します。
会期中は一部展示替えを行い、後期からは特別出品も加え、日本近代美術コレクションの鍵となる作家に焦点を当てて深掘りするコーナーも設けます。新しくなった美術館で、コレクションとの懐かしい再会と、新たな魅力との出会いを、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
会期
2026年6月20日(土曜日)~8月23日(日曜日)
前期:6月20日(土曜日)~7月12日(日曜日)
後期:7月15日(水曜日)~8月23日(日曜日)
※カンディンスキーの作品は前期のみ、特別出品の作品は後期のみの展示となります。
その他、展示替えする作品があります。
開館時間
午前9時30分~午後5時(発券は午後4時30分まで)
会場
宮城県美術館
休館
月曜日(7月20日(月曜日・祝日)は開館)、7月14日(火曜日)、7月21日(火曜日)
料金
一般700(560)円、 学生、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※リピーター割引:本展観覧済みチケットを当館受付に提示いただくと、本展を当日料金から100円引きで観覧できます。他の割引との併用はできません。
主催
宮城県美術館、河北新報社
後援
仙台市教育委員会、NHK仙台放送局、tbc東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、khb東日本放送、 エフエム仙台
チラシ
チラシデータ(PDF:9,721KB)
出品目録
出品目録データ(準備中)
主な出品作品


高橋由一《宮城県庁門前図》 1881年
宮城県指定有形文化財(絵画)
アルフォンス・ミュシャ《ロレンザッチオ》1896年
三浦コレクション


安田靫彦《花の酔》1912年頃
ヴァシリー・カンディンスキー
《「E.R.キャンベルのための壁画No.4」の習作
(カーニバル・冬)》1914年 ※前期のみ展示


パウル・クレー《橋の傍らの三軒の家》1922年
尾竹竹坡《月の潤い・太陽の熱・星の冷え》1920年


[特別出品]※後期のみ展示
高橋由一《山形市街図》1881-82年頃 山形県所蔵
[特別出品]※後期のみ展示
高橋由一《鮭図》1878年頃 山形美術館寄託


[特別出品]※後期のみ展示
萬鉄五郎《心象風景》1912-13年頃
萬鉄五郎記念美術館所蔵
[特別出品]※後期のみ展示
萬鉄五郎《かなきり声の風景》1918年
山形美術館寄託


松本竣介《画家の像》1941年
[特別出品]※後期のみ展示
松本竣介《立てる像》1942年
神奈川県立近代美術館所蔵


佐藤忠良《群馬の人》1952年
[特別出品]※後期のみ展示
舟越保武《LOLA》1980年
岩手県立美術館所蔵


鶴岡政男《人間気化》1953年
荘司福《風化の柵》1974年
所蔵表記のない作品はすべて宮城県美術館蔵
関連プログラム
講演会「連帯する芸術家たち―両大戦間期をみつめる宮城県美術館のドイツ美術コレクション」
講師
後藤文子氏(慶應義塾大学教授)
日時
6月27日(土曜日)午後2時~(90分程度、午後1時30分開場)
会場
佐藤忠良記念館地階アート・ホール
定員
100名 当日先着順(聴講無料)
トーク・イベント「生きている画家 松本竣介の《画家の像》と《立てる像》を語る」
登壇者
松本莞氏(松本竣介ご子息、建築家)、長門佐季氏(神奈川県立近代美術館長)
聞き手
加野恵子(当館学芸員)
日時
8月2日(日曜日)午後2時~(60~90分程度、午後1時30分開場)
会場
佐藤忠良記念館地階アート・ホール
定員
100名 当日先着順(聴講無料)
「学芸員によるギャラリートーク・リレー」
いずれの回も、観覧券をお持ちの上、本館エントランスホールにお集まりください。
日時
テーマ
6月28日(日曜日)午後2時~
【~1920年代:明治・大正から昭和へ】
7月4日(土曜日)午後2時~
【1930~40年代:昭和初期、戦中戦後】
7月11日(土曜日)午後2時~
【「見える収蔵庫」で見る美術館の収集・保存活動】&【はじめての美術 絵本原画コレクション】
7月19日(日曜日)午後2時~
【~1920年代:明治・大正から昭和へ】
7月25日(土曜日)午前11時~
【1930~40年代:昭和初期、戦中戦後】
7月25日(土曜日)午後2時~
【1950~60年代:高度経済成長期へ】
8月9日(日曜日)午後2時~
【1970年代~:宮城県美術館開館前夜~現代】
8月22日(土曜日)午前11時~
【美術館の建築と彫刻】
8月22日(土曜日)午後2時~
【佐藤忠良の世界】
「見える収蔵庫体験」
「見える収蔵庫」の中で、学芸員から作品の保存などの話を聞きます。
日時
(1)7月11日(土曜日)午前11時~、(2)8月9日(日曜日)午前11時~
会場
見える収蔵庫
定員
各回8名(要事前申込、抽選)
備考
参加申込フォームは受付期間近くになりましたらご案内いたします(受付期間(1)6月1日~6月10日(2)7月1日~7月10日)。
※「見える収蔵庫」はデリケートな作品を守るための場所です。中も非常に狭いため、注意点や条件等がございます。なお本イベントは、展覧会期終了後も不定期で開催する予定です。
わいわい鑑賞日
特にこの2日間は、普段の鑑賞マナーはそのままに、展示室内での会話を楽しみながら作品鑑賞をしていただきたい日としてご案内します。お子様連れの方も、ぜひこの機会に美術館をお楽しみください(当館ウェブサイトの利用案内「お子様連れの方へ」をご一読ください)。当日は、子どもたちのためのプログラム「ミュージアム探検―キッズ・アワード」も開催します。
日時
7月5日(日曜日)、8月1日(土曜日)
キッズスタジオ・プログラム「ミュージアム探検:キッズ・アワード2026ーお気に入りに『賞』をつけよう!」
子どもたちが審査員になって「美術の時代」展の作品を鑑賞し、お気に入りの作品にオリジナルの賞(賞名)をつけます。
日時
(1)7月5日(日曜日)、(2)8月1日(土曜日)
いずれも午前10時~正午
定員
対象:小学4年生以上中学生まで
各回15名(要事前申込、抽選)
備考
参加申込フォームは受付期間近くになりましたらご案内いたします(受付期間(1)6月1日~6月10日(2)7月1日~7月10日)。
保護者の方へ
保護者の方は参加できません。お子さんの送迎をお願いいたします。
当日は、記録、広報(当館ウェブサイト、X、年報等)のため、活動の様子を撮影いたします(写真のみ)。
