国がキャラクター!国民性コメディーミュージカル・ヘタリア 華やかに10周年記念ライブ 愛が詰まった初アリーナ イタリア役・長江 「本当にありがとう」

華やかなステージとなった『ヘタリア〜The World Concert〜』(C)日丸屋秀和/集英社・ミュージカル「ヘタリアWC」製作委員会

 ミュージカル「ヘタリア」シリーズの10周年を記念したライブ「10th Anniversaryミュージカル『ヘタリア〜The World Concert〜』」が18、19日に調布市の京王アリーナTOKYOで開催された。人気楽曲や10周年を感じさせる演出で盛り上げ、時には笑いも誘いながら、3時間超の華やかなパフォーマンスでファンを沸かせた。29日には、GLION ARENA KOBEで神戸公演を開催する。

 ヘタミュ10年の歴史と愛が詰まったアリーナライブだった。幕が開けると、いきなり新曲「地球幻想曲(ファンタジア)」を披露。ヘタミュ・ファミリー(ファンの呼称)を驚かせると、次々と人気曲で盛り上げた。

 「ヘタミュ」は日丸屋秀和氏の人気コミック「ヘタリア」が原作のミュージカル。主人公のイタリアを中心にドイツ、日本などが活躍し、“国民性コメディー”として人気を博してきた。

 今回の公演はヘタミュ10周年の節目を祝うライブ。キャストはステージだけでなく、トロッコに乗ってアリーナを駆け巡った。ソロコーナーや弾き語りのデュエットなどでも沸かせた。

 中盤には箸休めとして、おなじみの人気トークコーナー「世界会議」を実施。18日の公演ではイタリア役の長江崚行が「ここからの時間は本当に実りのない時間です!」と笑わせると、「プロイセンプロデュース・フラフープ選手権」が開幕。豪華キャストが懸命にフラフープを回すという、まさしく実りなくシュールな光景に、ヘタミュ・ファミリーも大盛り上がりだった。

 優勝はフランス役・寿里。試合中の角度が斜めすぎたため、見守ったキャスト陣の「審議」も入る爆笑の展開となったが、見事に頂点を勝ち取った。最下位は日本役の植田圭輔。ペナルティーとしてプロイセン役の高本学が「地球の真ん中で一発芸」を要求すると、日本役の植田は「物まね・中国さん」と切り出し「楽しんで帰るアル!」と笑わせた。

 終盤では今回のライブでヘタミュを卒業するオーストリア役のROUの門出を祝う温かい演出があり、本編最後は「地球まるっとフェスティバル〜The World Concert ver〜」で再び沸かせた。ドイツ役の上田悠介は「たくさんの愛に感謝する!」とうなずき、日本役の植田は「月がきれいですね」と、日本文学風の表現で愛を伝えた。

 アンコールでは新曲「ジェラート」で甘いパフォーマンスを届けた。長江は「ヘタミュ・ファミリーのみんな〜!本当にいつもありがとう!」と声を張り上げて感謝。アリーナ中の人々が地球のように丸く、一つになった2日間だった。

 ◆ヘタリア 漫画家・日丸屋秀和氏の人気コミック「ヘタリア World★Stars」および、同作を原作とするメディアミックス作品。歴史をモチーフにした国民性コメディーとして人気を博してきた。主人公は「お茶目で陽気」なイタリアで、その他ドイツ、日本、アメリカ、イギリス、フランスといったキャラクターが活躍する。

 ミュージカルは2015年からスタート。ミュージカルをベースとしたライブは2018年にも開催されており、今回は節目に初のアリーナライブが実現した。