日本でも絶大な人気を誇るスペイン出身の DJ /プロデュサー Danny Avila(ダニー・アヴィラ) が、最近自身の身に起こったフェスティバル出演をめぐる出来事についてを語り、多くの人々から大きな共感を得ている。
プロの DJ として活動するということは、世界各地を移動しながらファンのためにパフォーマンスを行う生活でもある。ファンにとっても、好きなアーティストの出演を目当てにフェスやイベントへの旅行を計画することは珍しくないだろう。一方で音楽業界では、アーティストの不満や舞台裏のトラブルが毎年のように話題に上がっている。
 

Danny Avila は上の動画にて次のように語っている。

(一部翻訳)

みんな元気? こういう動画は普段あまり投稿しないんだけど、この前ちょっと本当に腹が立つ出来事があった。

実はこの前、あるフェスのラインナップから外された。本来はヨーロッパのフェスに出演する予定だったんだけどね。理由は、そのフェスのヘッドライナーが僕を外すことを決めたからなんだ。しかもそれは彼の単独公演じゃなくて、あくまでフェスだったのにね。

彼は自分の友達を出演させるために僕を外したんだと思う。たぶん同じエージェンシーのアーティストかもしれないし、彼のために楽曲を作っている人かもしれない。もしくは何らかの利害関係がある人かもしれない。

僕が言いたいのは、今の音楽シーンが向かっている方向は、いろいろな意味でとても残念だということだ。昔みたいに “音楽そのもの” がすべてじゃなくなっている。政治的な力関係だったり、人間関係だったり、誰とどんな契約をしているか、どのエージェンシーやアーティストがどれだけ力を持っているか、今はそういうことが大きく影響している。

もちろん、大物アーティストが自分の力で若いアーティストをプッシュするのは全然いいことだと思う。でも、そのために他のアーティストをフェスのラインナップから外すというのは、かなり攻撃的なやり方だと思う。

僕はもう15年この業界にいて、13〜14年はツアーをしてきた。昔は全然違ったんだ。才能や音楽そのものが評価されていたし、シーン全体でお互いをリスペクトし、支え合う空気があった。

でも今のシーンは、どんどん攻撃的になっていて、もう音楽だけの世界じゃなくなってきている。必ずしも才能があるわけではない人たちにチャンスが与えられてしまっていて、本当に大事な “才能”というものを忘れてしまっている気がする。

今の業界でこういうことが起きているのは本当に残念だし、すごく悲しいよ。本当に悲しいことだと思う。

この投稿には、DJ 仲間とみられる多くのアーティストから「そんなの四六時中起きてるよ! 業界のコネで、本来その枠にふさわしい人よりも先に出演枠を取るやつらがいる。気を落とさないで。本物のアーティストは最終的に必ず輝くから」「俺がこの業界に入った頃からずっとそんな感じだよ」、「この業界にはハッタリばかりのやつも多いけど、君は本物の一人だ」といった共感や励ましのコメントが寄せられた。